ソニック・ザ・ヘッジホッグ(夢)
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暖房が効いた教室はぬくぬくとしていて、すでにほとんどの生徒が机に突っ伏して夢の世界へ旅立っていた。お昼前で空腹なのによく寝られるなあとリリスは半ば感心する。
そんな中でも教師は気にする様子も見せずにひたすら教科書の文を解説していた。斜め前の席の青い彼も、その前の席の赤い彼も仲良く揃って居眠り中だ。
とんとん、と後ろから背中をつつかれて、リリスは教科書から顔をあげる。後ろから机に押しつけられたピンクのメモ用紙を開くと、丸っこくも綺麗な文字が並んでいる……後ろの席に座るエミーの字だ。
『グラウンド見てみなさい!B組の男子が体育やってるみたいよ!』
B組、という文字につられてすぐ左横の窓から下を見下ろした。
2のBと言えばすぐお隣のクラスで、シャドウ達の居るクラスでもある。
「……?(ドッジボール?)」
グラウンドの手前側に白くコートのラインが引かれている。コートは二分割され、右にはシャドウだけが、左にはメフィレスだけが立っていた。(試合も終盤なのだろうか)そのコートを取り囲むように外野にほかの生徒がずらりと立っている。その中には見覚えのある面々───シルバーやエスピオ、マイティ──も居る。
「……うわ」
リリスの表情が引きつった。シャドウは手にしたボールを投げる(かなりの速球で)が、対するメフィレスは何とも言えないつかみ所のない動きでひょいとかわした。外野に立つシルバーが億劫そうにそのボールを受け取り、またシャドウへ投げ渡して────以下エンドレスである。
「(メフィレス凄いなあ……マトリックス避け?)」
妙に感心しながら一向に決着が付く様子のないボールの応酬を眺める。
そのときメフィレスが顔を上げこちらを見てきた。視線が合うと、リリスに微笑みかけ─────次の瞬間、完璧に狙いすました弾道で飛来した豪速球がメフィレスにブチ当たり、彼を吹っ飛ばした。ボールの勢いをころせずに後ろにひっくり返る痩身が見えて、リリスは思わず声を上げる。
「ちょっ……?!」
「……っぷ」
一部始終を見ていたらしいエミーが後ろで吹き出す声が聞こえた。
周りの男子連中が笑い声をあげたりメフィレスに駆け寄ったりと慌ただしく動く中、対面に立つシャドウがボールを投げたフォームから体勢を戻すのが見えた。振り返ってこちらに視線を寄越し、スッと眼を細める。
リリスが少し引きつった笑いを浮かべながら手を振ると、何事も無かったかのように手をあげて微笑み返された。……怖いです。
「(よ、容赦ないなあ……)」
思った直後、授業終了を知らせるチャイムが頭上からのんびりと響いてくる。
4時間目の授業が終わろうとしていた。
キャラ全員の年齢差を徹底的に無視した擬人化学パロ。
ソニックキャラで学パロってなるとやっぱり外国の学校みたいな雰囲気が良いのかなと思いつつ……。