ソニック・ザ・ヘッジホッグ(夢)
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これが現実ではないはずだということはとうに理解していたが、しかし夢の割にはリアルなもので、実際己の前に立って俯くリリスは本物に思えた。
どうするべきか検討もつかぬまま彼が黙っていると、何の前触れもないまま彼女の瞳から透明な雫がゆっくりと流れ落ちていく。それをみた彼は訳が解らないままに人形じみた動きでこてんと首を傾げた。
「…リリス…どうして泣くんだい?」
彼は彼女の白い頬に指を這わせ、流れる透明なそれにそっと触れる。ほのかに暖かい、彼女の優しい体温が伝わった。そうしている間にも彼女は手を目元に遣ってそれを拭うと、その潤んだ綺麗な双眸で初めて彼をとらえる。ぽろりと落ちた雫がきらきらと光って消えた。不意に彼女のくちびるが動き、発せられたその言葉と穏やかに笑む眼差しが、立ちすくむ彼をやわらかくも容赦なく突き刺した。
「─────彼らに負けてくれてありがとう。世界を壊さないでいてくれてありがとう────かみさま」
(世界を壊したかった…壊し損ねた…ボクに…………キミはありがとうと言うのか)
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