ソニック・ザ・ヘッジホッグ(夢)
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右隣のリリスの穏やかな寝息を聞きながら、この3人は何をしに来たのだろうかと首を捻る。目まぐるしく移り変わる液晶テレビの薄っぺらな画面がチカチカと光り(視界的な意味で)かなり鬱陶しく、同じように爆発音やら叫び声やら形容しがたい効果音をまき散らすサイドスピーカーはもはや雑音…もとい騒音発生機になり果てている。
人の家に上がり込んでいったい何様のつもりだと言いたげな顔を(自分にしては露骨に)してみるが彼らにはそういうものは効かないだろう。
事実、邪魔者3名のうち青髪と銀髪の2名──ソニックとシルバー───はソファに腰掛けている僕と真正面3メートル程先の壁にあるテレビの間に陣取り、視線は画面に釘付けのまま一心にゲームのコントローラーを叩き押している。
─────やがて決着が付いたのだろう、画面中心でくるくると回るGAME SETの文字。奇妙な雄叫びを上げるソニックと全力でガッツポーズを決めているシルバー。…無意識だろうか、膝の上のコントローラーが数センチ浮かんでいる。
眠っているリリスを挟んだ反対側に座る残りの1名に関しては殺気を込めた目線を先ほどから送り続けているものの、時折こちらを見てくる目つきが実に愉快げなものであることを考慮すると、恐らくあれは僕へ対する嫌がらせの一種だろう。己と全く同じシェイプを持っているだけに、忌々しいことこの上ない。ちょうど沈黙を保ったまま辛抱するのにも飽きてきたところだ。
「メフィレス……いつまでそこに居るつもりだ?」
「おや、何か不都合でも?」
へらへらと胡散臭い笑みを顔面に張り付けて足を組む。中身の薄いその表情に向けてそれ以上リリスに寄るなと目線で警告するが、それよりも早々にカオスブラストでヤツの頭蓋を吹き飛ばしたい気分だ。……もっとも、頭部と胴体が切り離された程度でヤツが100パーセント確実に死んでくれるとは思えないが。
「はっ、不都合か……貴様の存在が目障りだ。それ以外になにがある?」
「はは、ずいぶんな言いぐさだねぇ。そんなに、ボクがリリスに近づくことが気に食わないかい?」
そう言いながらリリスの頭を撫でる手が煩わしい。気安く彼女に触れるなとすぐに払いのけたあと、苦笑して肩を竦めるヤツにもう一度、殺気を倍増させた睨みを効かせた。細いリリスの体をこちらへ引き寄せる。
「ふん」
鼻で笑って腕を組み直し、今だこちらの攻防を全く気にすることなくゲームに勤しむ2人組とやはり喧しいテレビに目線を向ける。やれやれ、と口にも顔にも出すことなく心中で深いため息をついた。
どちらにせよ、こいつらはこの部屋から出ていくつもりは微塵もないのだろう。
究極生命体 vs 1/2超次元生命体
(なぁソニック、シャドウの家に勝手に来て…俺たちめちゃくちゃ邪魔じゃないのか?)
(Why?気にすんなって。余所見してると今度はお前がGAME OVERだぜ?シルバー。……考えてもみろよ、わざと邪魔でもしないと、鈍いリリス相手じゃさすがのシャドウも手を拱いてばっかで、進展無さそうだろ?)
(……ま、まぁ……そうなの…かな?)
(Of course!)
(そっか。…………つか、なんでメフィレスが居るんだ?)
(やっぱ邪魔しに来たんだろ。っと、スキあり!)
(うわっ?!会話の途中で攻撃すんなよ!もうダメージ100パーセント超えてるし!)
(今度は負けないぜ~♪♪)
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