人工少年は幸福の夢を見る。
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「ねえエックス。このお仕事って、……えーっと、環境調査チーム護衛の……バイト?」
「ああ、民間のものだね」
「これは一応、調査依頼をネオアルカディア本部が出して、それを街の企業が受けて……って感じ?でいいの?」
「うん、都市開発の一環だよ。軍が一度調査に入っていて、ある程度の危険因子は取り除かれているから、徘徊しているイレギュラーとの交戦はほぼ無いはずだ」
「じゃあ前にエックス達が参加してた大規模作戦って、」
「こういう民間の企業が出てくる前段階の仕事だよ。前時代の戦争の敗残レプリロイドやメカニロイドを一掃する任務だったんだ」
「なるほど~。そういうことね。……うーん、これなら、造られて間もないレプリロイドですってことにしておけば、わたしの世間知らずも誤魔化せるかなあ……」
「……」
「えーっと、直近の日程は……」
「受けたとしても、ナオトが出るほどの戦闘は起こらないと思う」
「そうかもしれないけど、戦えるひとが居るに越したことはないと思って」
「……場所も少し遠いし」
「んと、移動にはトランスサーバーを使うみたい。本部から離れたことなんてほとんど無いから、興味あるかも」
「……都市部の郊外は荒野ばかりだよ。地盤が不安定で危険な土地だってある」
「わたし達が昔ユーラシア落下地点に突入したときのほうが危険だったんじゃないかな。あれ以上に異常な場所は滅多に無い気がするよ」
「…………そんなことなんてしなくても僕が養うのに」
「へぁ!?や、やしなうって!……もう!わたしはヒモにはなりませんー!」
「前も思ったんだけどその言葉、意味を間違えて覚えていないかい?ヒモは男側の話だろう?男が女性の稼ぎを目当てにするってやつ」
「あれ?そうだったっけ。じゃあ逆に女の人が男の人をアテにするって場合はどうなる……?」
「アテにするって言い方は良くないよ……。普通のことじゃないかな。……ぱ、パートナーである、なら」
「うーん? じゃあアテにするのは良くないので、やっぱりバイト受けることにするね」
「そ、そういうつもりじゃなくて……!」
「?行ってほしくないの?」
「…………いや、」
「んん?危ないからとか?」
「それも、あるけど……その、」
「落ち着いて。ちゃんと聞くから、もし良ければ理由を教えて欲しいな。あ、なにか機密情報があるなら言わなくていいからね!」
「ち、違う……」
「……?」
「……」
「……」
「君が、また大怪我をしたらとか、また居なくなってしまったらとか……考えてしまって……」
「……うん、」
「…………近くに居ないと、ふ、不安になる」
「(エックスの顔、真っ赤だ……)う、うーん。ど、どうしようか。それは困ったねえ」
「もう少し、この時代に慣れてからにして欲しい。……そ、そのうち、僕の方から何か仕事を回せるようにするよ」
「んー……そっか、じゃあそうしてもらおうかな。ゆっくり待ってるね」
「あ、ああ……(ほっ……)」
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