オッズアンドエンズ
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あら、皆様こんにちわ。
私はイレギュラーハンターの拠点であるハンターベースにて働いている一介のレプリロイドでございます。
役職はオペレーター。各現場で活動するハンター達を全面的にサポートするという重要な役割を担っております。
サポートと一言で言ってしまえば簡単ですが、目標の索敵・捕捉はもちろんのこと、ウイルスやイレギュラーの広域探知、情報収集はたまたハンター達の転送・帰還までを管理する、いわゆる影の支配者…じゃなかった、非常に重要なポジションなのです。
…私の名前ですか?……いえいえ、名乗るほどの者ではございません。ただの通りすがりのモブ的な存在だと思って頂いて結局です。実際、持ち得る能力はチーフオペレーターのエイリアとは違い平均的で突出するものも無いのですから、量産型レプリロイドである身の上を考慮してもモブという表現に何ら異論はありません。
さてさて通りすがりと申し上げましたが、そうですねえ……村雨の雨宿りに袖すり合うも多生の縁とも言いますし、少し面白い世間話をいたしましょうか。
まず、我がイレギュラーハンターには最大戦力に数えられるレプリロイド達が所属しております。
ええ、ご存知の通り、エックスことロックマンX、ゼロ、ナオトの三名を筆頭とした優秀なハンター達です。最近になって正式にハンターに登録された銃器使いのアクセル君も、そのうちこのメンバーに加えて数えられることでしょう。
先に「面白い世間話」と述べたのは他でもない、このエックスさんとナオトさんの間柄にあります。
このお二人は元より先輩と後輩の関係。初めての出逢いは、あの最悪のゴキブr…こほん、失礼致しました…最悪のイレギュラーであるシグマがまだハンターとして正常に稼働していた頃にまで遡るそうです。
私がまだ影も形も存在しえない頃からお二人はゼロさんと共にイレギュラーと死闘を繰り広げていたようですから、その生存率には非常に驚かされますね。だからこそハンターの筆頭として扱われるのでしょう。他のハンター達の中には、彼らなら溶鉱炉に突っ込んでも必ず脱出して無事生還するだろうという謎の確信を持っている者すら居るほどです。
ああ申し訳ございません、話がずれてしまいましたね。
エックスさんとナオトさん、それにゼロさん、アクセル君。この四人はハンターの中でも特に仲が良いと評判ですし、任務においてもかなりの成果をあげております。彼らが他のハンターと共に任務に向かえば、他の者たちの士気も上がり、負傷者も少なく効率も上がります。不思議ですね……お互いがお互いを信頼し合いフォローし合い、素晴らしい結果となる…。これこそが真の仲間と呼べる関係なのでしょう。そのおかげで四人がそれぞれ同じ任務にあたる場合が多いようですね。
あ、そうそう……そう言えば、アクセル君が初めてハンターベースに連れてこられたとき、私や他の同僚達は少し焦ったのですよ。
アクセル君は当初からナオトさんをよく慕っておりましたから、エックスさんのあの不安定な精神状態に追い討ちをかけることになってしまうのではないか……!?むしろ、このままアクセル君がナオトさんを…!?なんてあらぬ心配をしたものです。結果的に特にこれと言った弊害もなく丸く収まったのが幸いですが。
エックスさんとナオトさんのお二人。彼らの関係は、はた目から見ていてもとても仲睦まじいものがあります。親友のような、きょうだいのような……見ていて絶妙で非常に美味しい距離感と言いますか……!!!おそらく彼らは私たちがそんな目線で見ていることなんて気づいていないとは思いますけれどね。ふふっ。
二人して並んで笑い合っている姿はとても微笑ましく感じます。戦闘時のピリピリした緊張感はなりを潜め、穏やかな雰囲気を纏うエックスさん。そんなエックスさんの穏やかさ、柔らかさを引き出すかのような存在のナオトさん………見ていて実にニヤニヤ…じゃなかった、微笑ましいのです。
そんな光景を見つける度に同僚が「薄い本が厚くなる」と喜んでいますね……。ええ、一体なにを考えているのか全くさっぱり解りませんでしたが。
まぁとにかく私としてはさっさとくっついてしまえば良いのにと今後も生暖かく見守る次第です。どうやらエックスさんとナオトさんはそういう色恋沙汰にはてんで疎い方々のようですからね……なにかのきっかけが無い限りはそのままなのでしょう。それはそれで美味しいのですけども。
はぁ、長々と話し込んでしまいましたね。申し訳ございません、私の悪い癖です。でもですね、私も女子の一端ですからこういったお話には目がないのですよ。お分かりいただけますかしら?ふふ。
それでは、私は真面目なオペレーターとして業務に戻ることにいたします。
機会がございましたら、またお会いしましょうね。
ではではごきげんよう。
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