〇〇とチェン
151028 二人の攻防 フンチェン 会話文 (the 2nd anniv.ﾘｸ)
ヒョン、僕ヒョンの声好きです。
話す声も歌う声も笑う声も。好きです。
なに、どうしたんだよ急に。
別に急じゃないですよ。
ずっと思ってたことです。
気持ち悪いなぁ。褒めたって何も出ないよ。
欲しいものがあるなら、スホヒョンに言わなきゃ。
(そう言って笑ったその人の声も、やっぱり僕は好きだと思った)
ねぇ、ヒョン。僕の恋人になりませんか？
は？今度は何？
だから恋人。僕ヒョンのこと好きだって言ったじゃないですか。
そうだけど、それって声のことだろ？
声も好きですけど、ヒョンも好きです。
(驚いてぱちりと瞬きをしたヒョンもやっぱり好きだと思ったし、へにゃりと笑いかけて困ったように眉を下げて苦笑したヒョンも好きだと思った)
ダメですか？僕、結構優良物件だと思うんですけど。
ダメって言うかさぁ、急すぎてよく分かんないんだけど。今答えなきゃダメなの？
できれば。でも考えてもらえるなら少しくらい待ってもいいですよ。
じゃあ待って。
え、考えてくれるんですか？
てことは可能性アリってことですよね？
いや、アリって訳じゃないけど……
アリです！アリですよ。僕には分かります！
なんでお前に分かるんだよ。
そんなの好きな人の考えてることだからに決まってるじゃないですか。
はぁ。
ジョンデヒョン！良かったですね！僕意外としつこいんです。
知ってるよ、そんなの。
え？そんなに僕のこと見ててくれてたんですか！？
あーもー……じゃあ聞くけどさ、僕のどこがそんなにいいわけ？
だから声ですってば。
僕はヒョンの声の虜なんです。
はは、なにそれ。
え？嬉しくないですか？
いや嬉しいには嬉しいけど……どっちかって言うと今の場合は、複雑。
えー！！僕いじけそうです……
セフナさぁ、
あ、ちょっと待ってください！
なに？
今の！名前呼ぶやつ！もう一回お願いします！
は？ セフナって呼んだだけじゃん。
そうそれ！それがいいんです！ヒョンに名前呼ばれると、何て言うんですかね……、"セフン"って名前が特別な響きに聞こえるんです！これって恋だと思いません？
そうなの？
ヒョン、恋愛したことないんですか？
え……あるに決まってんじゃん！
あー、でもそれ、本物の恋じゃなかったんですよ。
はぁ！？
そういうことです。僕には分かります。
だから、なんで僕のことがお前に分かるんだよ！
だからー、好きだからってさっき言ったじゃないですか。
もー、話になんない。
あーどうやったらこの気持ち伝わりますかねぇ。
いいよ、伝わんなくて。
ダメです。何がなんでも伝えますから。
いいって。わかった！じゃあもう待たなくていい。今言うから。お前とは付き合え……
わあわあわあわあ！！！聞こえません！！！
こらっ！聞け！
いやです！聞きません！！
いい答え以外は聞きませんから！！
もー！勝手にしろ！
あー！ダメダメダメ！！行っちゃだめですよー！！
(背を向けたヒョンに、僕は後ろからガバりと抱きついて引き留めた。腕に収まるヒョンも、やっぱり好きだと思う)
ダメです。ヒョンは僕と付き合うんです。
なにそれ、決定？
はい、決定です。
脚下。
その脚下を脚下です。
その脚下を脚下を脚下。
その脚下を脚下を脚下を脚下です。
その脚下を脚下を脚下を脚下を……あれ？
ヒョンの負けですね。
負けってなんだよ。
ぜーーーーーったい幸せになるんで安心してください……僕が。
はぁぁぁ？？？
ヒョンが幸せになるかは分かんないですけど、少なくとも僕は幸せになるんで。
言ってることわかってんの？
はい。すみません、自分だけ幸せになっちゃって。
もーもーもー！離せ！セフンなんか知るか！
嫌です。離しません。それよりキスしてもいいですか？
ダメに決まってんだろ！
決まってませんよ？
決まってるの！勝手に盛るなバカ！
バカは酷いです。僕は好きだって言ってるのに。
あーもー！誰か助けてよー！！
誰も助けませんし、そんな煩い口はさっさと塞いでしまいます。
うぇ？ちょ……、ちょっと待てってば！
待ちません、すみません。
んぐ……っ、はっ……
(触れた唇は僕の好きなあの声を発するところで。くぐもって聞こえた甘い声も、やっぱり僕の好きな声だった)
……はぁ。僕今結構強引な感じで格好よかったですよね。
……言ってろバカ。
恥ずかしがるヒョンも可愛いです。
目おかしいんじゃないの？
ヨリヒョンよりはいいと思います。
チャニョリ？それどういう意味？
いろんな意味です。
本人に言ったら怒られそうですけど。
よくわかんないけど多分ね。
はぁ、やっぱり僕はジョンデヒョンが好きです。ヒョンの目も鼻も口も。髪も指も爪も。頬骨もエラも口角も。声以外も全部好きです。
……理解に苦しむ。
分かんなくていいです。そのかわりヒョンは僕を好きになってください。
強引だなぁ。
勢いは大事ですから。
僕全然面倒くさくないですよ？
すでに面倒くさいけど。
あ、バレてました？
とっくに。
もういいじゃないですか。降参してくださいよー。
えーー
ほらもうキスだってしちゃいましたし。
それはお前が勝手に……！
大事にします。
うーーーん……やっぱりダメ！ギョンスに相談してからにする。
なんでギョンスヒョンなんですか。
何となく……
ダメです。
じゃあベッキョニでもいいや。
もっとやめてくださいよ！
なんで！僕の親友だよ！？
向こうはそう思ってないかもしれないので。
はぁ？
いや、何でもないです。とにかくダメです。
一人で考えてください。
……もー！お前いったい何様だよ！
ジョンデヒョンの恋人候補様です。
恋人様でもいいですよ。
はぁ。
とにかく、ヒョンは僕の恋人になるのがいいと思いますよ。
なんで？
幸せになれます。
"僕が"？
はい。でも"ヒョンも"です。
なんでこんな話になったんだっけ。
えーっと確か、僕がヒョンの声を好きだって言ったからです。
あぁそっか。
ヒョン、ギョンスヒョン好きですか？
もちろん。
じゃあベッキョニヒョンは？
好きだよ。
ジュンミョニヒョンは？
もちろん好きだよ。
ミンソギヒョンは？
大好き。
レイヒョンは？
もちろん大好きだよ。
じゃあ僕は？
もちろん、す……っ！
そこで止めないでくださいよー！！
いやだから、メンバーとしてなら好きだよ。
うちの可愛いマンネだし。
あー、マンネとか聞き飽きました。
いいじゃんマンネ！わがまま放題で羨ましいよ！
じゃあついでにわがまま聞いてください。
なに？
僕の恋人。
脚下。
その脚下を脚下です。
あー、またそれやるの？
ヒョンが言い出したんですよ？
セフナが続けるからじゃん。
だって本心ですもん。
減らず口。
可愛いマンネですから。
そっか、じゃあ可愛いマンネ、おやすみ！
はい。ヒョンも、おやすみなさい……ってそうはいかないですよ。
えーーー
はっはっはー！残念ですね。
ムカツクー
あ、ヒョン。
(ちゅっ)
あ、こらっ！
へへへ。
もー、流されましょうよ。
えーーー
うんって言うまで何回でもしますよ？
なに考えてんだよ。
もちろん、ジョンデヒョンのことです。
そんなやつだと思わなかった。
じゃあ、どんなだと思ってたんですか。
可愛いマンネ。
概ね正解ですけど？
全然正解じゃないじゃーん！
もー！可愛くない！
じゃあ格好いいですか？
え？そりゃあ格好いいのは格好いいけど。
ありがとうございます。
いやいやそうじゃなくて！
ヒョンって時々天然で面白いですよね。
そういうところも好きです。
……他のメンバーじゃダメ？
ダメです。
なんでーーーー！！
ジョンデヒョンがいいんです。
意味わかんない。
分かんなくてもいいです。
俺が勝手に好きなだけですから……
え……？
とかジョンイニヒョンなら言いそうですよね！
あぁー……はは。
もしかして今ドキッとしました？
セフンなんかにするか！
じゃあジョンイニヒョンならしたんですか？
……あ！したかも！
その手には乗りません。
じゃあ聞くな。
すみません。
もうさぁ、面倒くさいんだけど。
僕もです。
また今度にしようよ。
そうですね。
じゃー、とりあえず考えとく。
そうしてください。
おやすみ。
おやすみさない。
続……かない！
おわり
ヒョン、僕ヒョンの声好きです。
話す声も歌う声も笑う声も。好きです。
なに、どうしたんだよ急に。
別に急じゃないですよ。
ずっと思ってたことです。
気持ち悪いなぁ。褒めたって何も出ないよ。
欲しいものがあるなら、スホヒョンに言わなきゃ。
(そう言って笑ったその人の声も、やっぱり僕は好きだと思った)
ねぇ、ヒョン。僕の恋人になりませんか？
は？今度は何？
だから恋人。僕ヒョンのこと好きだって言ったじゃないですか。
そうだけど、それって声のことだろ？
声も好きですけど、ヒョンも好きです。
(驚いてぱちりと瞬きをしたヒョンもやっぱり好きだと思ったし、へにゃりと笑いかけて困ったように眉を下げて苦笑したヒョンも好きだと思った)
ダメですか？僕、結構優良物件だと思うんですけど。
ダメって言うかさぁ、急すぎてよく分かんないんだけど。今答えなきゃダメなの？
できれば。でも考えてもらえるなら少しくらい待ってもいいですよ。
じゃあ待って。
え、考えてくれるんですか？
てことは可能性アリってことですよね？
いや、アリって訳じゃないけど……
アリです！アリですよ。僕には分かります！
なんでお前に分かるんだよ。
そんなの好きな人の考えてることだからに決まってるじゃないですか。
はぁ。
ジョンデヒョン！良かったですね！僕意外としつこいんです。
知ってるよ、そんなの。
え？そんなに僕のこと見ててくれてたんですか！？
あーもー……じゃあ聞くけどさ、僕のどこがそんなにいいわけ？
だから声ですってば。
僕はヒョンの声の虜なんです。
はは、なにそれ。
え？嬉しくないですか？
いや嬉しいには嬉しいけど……どっちかって言うと今の場合は、複雑。
えー！！僕いじけそうです……
セフナさぁ、
あ、ちょっと待ってください！
なに？
今の！名前呼ぶやつ！もう一回お願いします！
は？ セフナって呼んだだけじゃん。
そうそれ！それがいいんです！ヒョンに名前呼ばれると、何て言うんですかね……、"セフン"って名前が特別な響きに聞こえるんです！これって恋だと思いません？
そうなの？
ヒョン、恋愛したことないんですか？
え……あるに決まってんじゃん！
あー、でもそれ、本物の恋じゃなかったんですよ。
はぁ！？
そういうことです。僕には分かります。
だから、なんで僕のことがお前に分かるんだよ！
だからー、好きだからってさっき言ったじゃないですか。
もー、話になんない。
あーどうやったらこの気持ち伝わりますかねぇ。
いいよ、伝わんなくて。
ダメです。何がなんでも伝えますから。
いいって。わかった！じゃあもう待たなくていい。今言うから。お前とは付き合え……
わあわあわあわあ！！！聞こえません！！！
こらっ！聞け！
いやです！聞きません！！
いい答え以外は聞きませんから！！
もー！勝手にしろ！
あー！ダメダメダメ！！行っちゃだめですよー！！
(背を向けたヒョンに、僕は後ろからガバりと抱きついて引き留めた。腕に収まるヒョンも、やっぱり好きだと思う)
ダメです。ヒョンは僕と付き合うんです。
なにそれ、決定？
はい、決定です。
脚下。
その脚下を脚下です。
その脚下を脚下を脚下。
その脚下を脚下を脚下を脚下です。
その脚下を脚下を脚下を脚下を……あれ？
ヒョンの負けですね。
負けってなんだよ。
ぜーーーーーったい幸せになるんで安心してください……僕が。
はぁぁぁ？？？
ヒョンが幸せになるかは分かんないですけど、少なくとも僕は幸せになるんで。
言ってることわかってんの？
はい。すみません、自分だけ幸せになっちゃって。
もーもーもー！離せ！セフンなんか知るか！
嫌です。離しません。それよりキスしてもいいですか？
ダメに決まってんだろ！
決まってませんよ？
決まってるの！勝手に盛るなバカ！
バカは酷いです。僕は好きだって言ってるのに。
あーもー！誰か助けてよー！！
誰も助けませんし、そんな煩い口はさっさと塞いでしまいます。
うぇ？ちょ……、ちょっと待てってば！
待ちません、すみません。
んぐ……っ、はっ……
(触れた唇は僕の好きなあの声を発するところで。くぐもって聞こえた甘い声も、やっぱり僕の好きな声だった)
……はぁ。僕今結構強引な感じで格好よかったですよね。
……言ってろバカ。
恥ずかしがるヒョンも可愛いです。
目おかしいんじゃないの？
ヨリヒョンよりはいいと思います。
チャニョリ？それどういう意味？
いろんな意味です。
本人に言ったら怒られそうですけど。
よくわかんないけど多分ね。
はぁ、やっぱり僕はジョンデヒョンが好きです。ヒョンの目も鼻も口も。髪も指も爪も。頬骨もエラも口角も。声以外も全部好きです。
……理解に苦しむ。
分かんなくていいです。そのかわりヒョンは僕を好きになってください。
強引だなぁ。
勢いは大事ですから。
僕全然面倒くさくないですよ？
すでに面倒くさいけど。
あ、バレてました？
とっくに。
もういいじゃないですか。降参してくださいよー。
えーー
ほらもうキスだってしちゃいましたし。
それはお前が勝手に……！
大事にします。
うーーーん……やっぱりダメ！ギョンスに相談してからにする。
なんでギョンスヒョンなんですか。
何となく……
ダメです。
じゃあベッキョニでもいいや。
もっとやめてくださいよ！
なんで！僕の親友だよ！？
向こうはそう思ってないかもしれないので。
はぁ？
いや、何でもないです。とにかくダメです。
一人で考えてください。
……もー！お前いったい何様だよ！
ジョンデヒョンの恋人候補様です。
恋人様でもいいですよ。
はぁ。
とにかく、ヒョンは僕の恋人になるのがいいと思いますよ。
なんで？
幸せになれます。
"僕が"？
はい。でも"ヒョンも"です。
なんでこんな話になったんだっけ。
えーっと確か、僕がヒョンの声を好きだって言ったからです。
あぁそっか。
ヒョン、ギョンスヒョン好きですか？
もちろん。
じゃあベッキョニヒョンは？
好きだよ。
ジュンミョニヒョンは？
もちろん好きだよ。
ミンソギヒョンは？
大好き。
レイヒョンは？
もちろん大好きだよ。
じゃあ僕は？
もちろん、す……っ！
そこで止めないでくださいよー！！
いやだから、メンバーとしてなら好きだよ。
うちの可愛いマンネだし。
あー、マンネとか聞き飽きました。
いいじゃんマンネ！わがまま放題で羨ましいよ！
じゃあついでにわがまま聞いてください。
なに？
僕の恋人。
脚下。
その脚下を脚下です。
あー、またそれやるの？
ヒョンが言い出したんですよ？
セフナが続けるからじゃん。
だって本心ですもん。
減らず口。
可愛いマンネですから。
そっか、じゃあ可愛いマンネ、おやすみ！
はい。ヒョンも、おやすみなさい……ってそうはいかないですよ。
えーーー
はっはっはー！残念ですね。
ムカツクー
あ、ヒョン。
(ちゅっ)
あ、こらっ！
へへへ。
もー、流されましょうよ。
えーーー
うんって言うまで何回でもしますよ？
なに考えてんだよ。
もちろん、ジョンデヒョンのことです。
そんなやつだと思わなかった。
じゃあ、どんなだと思ってたんですか。
可愛いマンネ。
概ね正解ですけど？
全然正解じゃないじゃーん！
もー！可愛くない！
じゃあ格好いいですか？
え？そりゃあ格好いいのは格好いいけど。
ありがとうございます。
いやいやそうじゃなくて！
ヒョンって時々天然で面白いですよね。
そういうところも好きです。
……他のメンバーじゃダメ？
ダメです。
なんでーーーー！！
ジョンデヒョンがいいんです。
意味わかんない。
分かんなくてもいいです。
俺が勝手に好きなだけですから……
え……？
とかジョンイニヒョンなら言いそうですよね！
あぁー……はは。
もしかして今ドキッとしました？
セフンなんかにするか！
じゃあジョンイニヒョンならしたんですか？
……あ！したかも！
その手には乗りません。
じゃあ聞くな。
すみません。
もうさぁ、面倒くさいんだけど。
僕もです。
また今度にしようよ。
そうですね。
じゃー、とりあえず考えとく。
そうしてください。
おやすみ。
おやすみさない。
続……かない！
おわり
