その他
「おかえりー」
「ただいま、ってなにやってんの、それ」
仕事を終えて恋人のキムジョンデと同棲している部屋に帰れば、ぶかぶかのシャツを一枚羽織っただけの恋人がソファーに寝転んでいた。
あ、パンツは履いてんのか。
「なにって?」
「その格好」
「ああ、ベッキョン好きかなと思って」
どう?と立ち上がって、ジョンデは目の前でくるりと回った。立ち上がると下に履いているパンツはきれいに隠れてしまって、際どい位置からごつごつとした、けれど生白く扇情的なキムジョンデらしい脚が伸びていて、思わず目線を逸らした。
そんな俺を見たのか、ジョンデは悪い顔をして、ニヤリと笑う。
「ギョンスの真似してみた」
あぁ、なるほど。
「っていうのは嘘で、」
だよな。
「彼シャツ」
にやり、ってまた笑って「ベッキョナこういうの好きじゃん」って。よく見ると確かにそれは俺のシャツだ。ジョンデも似たようなの持ってるけど、それじゃなくて俺の方。
「そういうのって体格差があるからいいんだろ?俺たちたいして変わらないじゃん」
「だからベッキョンが持ってる中で一番デカいの選んだじゃん。不満があるならチャニョルに借りるけど」
「ダメに決まってんだろ」
「知ってるよ」
そもそも、さっきからずっとジョンデのその生白い脚が直視できなくてもどかしいっていうのに。母親みたいに世話を焼いていたかと思えば、こんなエロい格好で悪戯に煽ったりして。
そういうの、好きに決まってんだろ!!
「おいジョンデ、覚悟はできてんだろうな?」
「あははは!ベッキョンこそ、腰もつ?」
上等だ。ベッドへ直行だ、コノヤロー!
そう言おうとした瞬間、俺の腕は掴まれて、ドンッという音ともにソファーに座らされていた。
「は?」
「せっかくだからここがいい」
そう言うとジョンデは生白い脚を露にして俺の腿にまたがって。上から見下ろしてそうして。
「いいでしょ、こういうのも」って。
だからいいに決まってんだろ!!
俺は降ってくる唇を受け止めながら手は自然とその脚を撫でていて。あぁ、扇情的だな、って。その昔、あんなに純朴青年だったこいつをこんな風に変えたのは俺なのかって、そう考えたらまた堪らなくて。あとはもう貪るようにキムジョンデの体を味わい尽くした。
途中、ジョンデの頭がアームレストにゴンっと音をたててぶつかったときには、思わず二人して動きを止めて顔を見合わせて笑った。
「シャツについちゃったの、洗えばとれるかなぁ」
事後の気だるさを乗せた顔で、ジョンデはシャツの裾を掴んで唸る。
「取れんだろ」なんて素っ気なく答えながらも、きっと俺はこのシャツを見るたびに今日のことを思い出すんだろうなって。
あーしばらく着れないじゃん。
まぁでもいいか、ってキムジョンデのくしゃくしゃの髪の毛を撫でた。
「ジョンデヤ、シャワーは?」
「んーあとでいい。ベッキョナ先行って」
ソファーの上でぐずぐずとだれるジョンデに寝室のベッドから剥がしてきたタオルケットを掛けてやって、俺は先にバスルームへと向かうことにした。
「あ、ジョンデヤ。次は裸エプロンよろしく」
振り向き様に伝えると、ジョンデは「ブッ!」と噴き出していたので俺は鼻歌混じりにバスルームのドアを開けた。
おわり
「ただいま、ってなにやってんの、それ」
仕事を終えて恋人のキムジョンデと同棲している部屋に帰れば、ぶかぶかのシャツを一枚羽織っただけの恋人がソファーに寝転んでいた。
あ、パンツは履いてんのか。
「なにって?」
「その格好」
「ああ、ベッキョン好きかなと思って」
どう?と立ち上がって、ジョンデは目の前でくるりと回った。立ち上がると下に履いているパンツはきれいに隠れてしまって、際どい位置からごつごつとした、けれど生白く扇情的なキムジョンデらしい脚が伸びていて、思わず目線を逸らした。
そんな俺を見たのか、ジョンデは悪い顔をして、ニヤリと笑う。
「ギョンスの真似してみた」
あぁ、なるほど。
「っていうのは嘘で、」
だよな。
「彼シャツ」
にやり、ってまた笑って「ベッキョナこういうの好きじゃん」って。よく見ると確かにそれは俺のシャツだ。ジョンデも似たようなの持ってるけど、それじゃなくて俺の方。
「そういうのって体格差があるからいいんだろ?俺たちたいして変わらないじゃん」
「だからベッキョンが持ってる中で一番デカいの選んだじゃん。不満があるならチャニョルに借りるけど」
「ダメに決まってんだろ」
「知ってるよ」
そもそも、さっきからずっとジョンデのその生白い脚が直視できなくてもどかしいっていうのに。母親みたいに世話を焼いていたかと思えば、こんなエロい格好で悪戯に煽ったりして。
そういうの、好きに決まってんだろ!!
「おいジョンデ、覚悟はできてんだろうな?」
「あははは!ベッキョンこそ、腰もつ?」
上等だ。ベッドへ直行だ、コノヤロー!
そう言おうとした瞬間、俺の腕は掴まれて、ドンッという音ともにソファーに座らされていた。
「は?」
「せっかくだからここがいい」
そう言うとジョンデは生白い脚を露にして俺の腿にまたがって。上から見下ろしてそうして。
「いいでしょ、こういうのも」って。
だからいいに決まってんだろ!!
俺は降ってくる唇を受け止めながら手は自然とその脚を撫でていて。あぁ、扇情的だな、って。その昔、あんなに純朴青年だったこいつをこんな風に変えたのは俺なのかって、そう考えたらまた堪らなくて。あとはもう貪るようにキムジョンデの体を味わい尽くした。
途中、ジョンデの頭がアームレストにゴンっと音をたててぶつかったときには、思わず二人して動きを止めて顔を見合わせて笑った。
「シャツについちゃったの、洗えばとれるかなぁ」
事後の気だるさを乗せた顔で、ジョンデはシャツの裾を掴んで唸る。
「取れんだろ」なんて素っ気なく答えながらも、きっと俺はこのシャツを見るたびに今日のことを思い出すんだろうなって。
あーしばらく着れないじゃん。
まぁでもいいか、ってキムジョンデのくしゃくしゃの髪の毛を撫でた。
「ジョンデヤ、シャワーは?」
「んーあとでいい。ベッキョナ先行って」
ソファーの上でぐずぐずとだれるジョンデに寝室のベッドから剥がしてきたタオルケットを掛けてやって、俺は先にバスルームへと向かうことにした。
「あ、ジョンデヤ。次は裸エプロンよろしく」
振り向き様に伝えると、ジョンデは「ブッ!」と噴き出していたので俺は鼻歌混じりにバスルームのドアを開けた。
おわり