×ジョンデの11題
正直こういう展開を待ってました
●ベクチェン
「ベッキョナ!」
「おぅ!」
「なにやってんのー?」
ポテトチップスの袋を抱えてバリバリと頬張りながらやって来たのはジョンデだ。
「ゲーム」
「またー!?楽しいの?それ」
「当たり前だろ!お前もやる?」
「いい!下手だし」
「だよな!はは!」
前に一度チャニョリとセフンと一緒にジョンデに簡単なゲームを教えてやらせてみたことがあったけど、こいつは壊滅的に下手くそだった。そりゃあもう、傍観してたジョンインが思わず笑いだすほどには。センスというやつがないらしい。
「ジョンデー、あー」
画面から目を離さずに口を開ければ、しょうがないなぁなんて呟きながら俺の口の中にポテトチップスを放り込んでくれた。
モグモグと咀嚼しながらまた手元を操作する……が。
「わぁっ……!!あ……あぁーーー!!!」
一瞬の隙をついて相手にやられて、あっという間にゲームオーバー。頭を抱えて項垂れれば、ジョンデは横でケタケタと笑っていた。
「死んじゃった!」
「あーもー!お前が話しかけるら!」
「えー?僕のせい!?」
「お前のせいーーー!!」
ブンッて袋を取り上げて手を突っ込んで掴んだ大量のポテトチップスを一気に頬張ってムシャムシャバリバリと咀嚼して気を紛らわす。ジョンデは相変わらず笑っていて、呑気なもんだ。
そんな俺を見て俺は「はい」ってティッシュを渡されて、掌を拭った。
結局こんな時でも気が回るのがキムジョンデのキムジョンデたる所以なんだ。
それからこういうところも。
「慰めてあげようか?」
「は??」
何してくれんの?なんて考える間もなく、ジョンデの唇は俺のそれに触れていて、離れたあとはイヒヒといつものように笑っていた。
「しょっぱい!」って。
「元気でた?」って。
なに考えてんだ!キムジョンデ!!
こんなの……こんなの……元気出るに決まってんだろ!!
正直、俺だって……こういう展開待ってましたから!
●ベクチェン
「ベッキョナ!」
「おぅ!」
「なにやってんのー?」
ポテトチップスの袋を抱えてバリバリと頬張りながらやって来たのはジョンデだ。
「ゲーム」
「またー!?楽しいの?それ」
「当たり前だろ!お前もやる?」
「いい!下手だし」
「だよな!はは!」
前に一度チャニョリとセフンと一緒にジョンデに簡単なゲームを教えてやらせてみたことがあったけど、こいつは壊滅的に下手くそだった。そりゃあもう、傍観してたジョンインが思わず笑いだすほどには。センスというやつがないらしい。
「ジョンデー、あー」
画面から目を離さずに口を開ければ、しょうがないなぁなんて呟きながら俺の口の中にポテトチップスを放り込んでくれた。
モグモグと咀嚼しながらまた手元を操作する……が。
「わぁっ……!!あ……あぁーーー!!!」
一瞬の隙をついて相手にやられて、あっという間にゲームオーバー。頭を抱えて項垂れれば、ジョンデは横でケタケタと笑っていた。
「死んじゃった!」
「あーもー!お前が話しかけるら!」
「えー?僕のせい!?」
「お前のせいーーー!!」
ブンッて袋を取り上げて手を突っ込んで掴んだ大量のポテトチップスを一気に頬張ってムシャムシャバリバリと咀嚼して気を紛らわす。ジョンデは相変わらず笑っていて、呑気なもんだ。
そんな俺を見て俺は「はい」ってティッシュを渡されて、掌を拭った。
結局こんな時でも気が回るのがキムジョンデのキムジョンデたる所以なんだ。
それからこういうところも。
「慰めてあげようか?」
「は??」
何してくれんの?なんて考える間もなく、ジョンデの唇は俺のそれに触れていて、離れたあとはイヒヒといつものように笑っていた。
「しょっぱい!」って。
「元気でた?」って。
なに考えてんだ!キムジョンデ!!
こんなの……こんなの……元気出るに決まってんだろ!!
正直、俺だって……こういう展開待ってましたから!