ルハンとシウミン
131015 世界が終わるとしたら
「ねぇ、ミンソク」
「なーに?」
「ふふ。なんでもない」
目の前で凄まじく綺麗な笑みを浮かべるのは、天使か。それとも悪魔か。
そんなことはどうでもいい。
「えっとさ、今度休みできたら、サッカーしない?」
「お?いいねぇ。のった!」
手のひらを向ければ、ぱちんと小気味良い音を響かせて、重なった。
ふふって嬉しそうに微笑むルハンを見て、釣られて笑う。
「楽しみだね」
「うん」
「早く休めるといいね」
「うん」
「可愛いね」
「……うん?」
また、ふふって、笑う。
自分は可愛いと言われることを嫌がるくせに、他人にはやたらと言いたがるやつだ。
「ミンソク、これ以上背伸びないでね」
「うるせぇ!もう伸びないの!」
あははって盛大に笑って、抱きつかれて。「うん、ミンソクはこのサイズがいい」って。
いつもの身長ネタはルハンのお気に入り。自分より小さいことがそんなに嬉しいのか。
「ねぇ、もし明日世界が終わるとしたら、ミンソクは何がしたい?」
「うーん」
抱き締められた腕の中で、ゆらゆらと揺れながら考える。
心地いい揺れは、やがて共鳴しあって。
「お前は?」
「うーん……ミンソクと一緒にいる、かな」
明日世界が終わるっていうのに、酷くのんびりとした答えだ。
「一緒に?」
「うん」
「一緒に、なにするの?」
問えば、キラキラの笑顔で「サッカーとか?」って。
「サッカーか。いいね!」
「うん」
いつものようにルハンが隣にいて、なんとなく幸せだなぁって思って、そうして終われれば、それでいい。
「じゃあ、明日世界が終わるとしたら、二人でサッカーでもするか」
「うん」
終わり
「ねぇ、ミンソク」
「なーに?」
「ふふ。なんでもない」
目の前で凄まじく綺麗な笑みを浮かべるのは、天使か。それとも悪魔か。
そんなことはどうでもいい。
「えっとさ、今度休みできたら、サッカーしない?」
「お?いいねぇ。のった!」
手のひらを向ければ、ぱちんと小気味良い音を響かせて、重なった。
ふふって嬉しそうに微笑むルハンを見て、釣られて笑う。
「楽しみだね」
「うん」
「早く休めるといいね」
「うん」
「可愛いね」
「……うん?」
また、ふふって、笑う。
自分は可愛いと言われることを嫌がるくせに、他人にはやたらと言いたがるやつだ。
「ミンソク、これ以上背伸びないでね」
「うるせぇ!もう伸びないの!」
あははって盛大に笑って、抱きつかれて。「うん、ミンソクはこのサイズがいい」って。
いつもの身長ネタはルハンのお気に入り。自分より小さいことがそんなに嬉しいのか。
「ねぇ、もし明日世界が終わるとしたら、ミンソクは何がしたい?」
「うーん」
抱き締められた腕の中で、ゆらゆらと揺れながら考える。
心地いい揺れは、やがて共鳴しあって。
「お前は?」
「うーん……ミンソクと一緒にいる、かな」
明日世界が終わるっていうのに、酷くのんびりとした答えだ。
「一緒に?」
「うん」
「一緒に、なにするの?」
問えば、キラキラの笑顔で「サッカーとか?」って。
「サッカーか。いいね!」
「うん」
いつものようにルハンが隣にいて、なんとなく幸せだなぁって思って、そうして終われれば、それでいい。
「じゃあ、明日世界が終わるとしたら、二人でサッカーでもするか」
「うん」
終わり