HAPPY ENDを迎えるための法則
ナマエ
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「そろそろ将来安泰のために婚約者を決めておかねばな」
食事の席について少したったときお父様は私を見て言った
フー
これは一線一隅の機会だ
『お母様たしか…お知り合いでいましたよね?』
お父様に内密で昔の旧友にあっている母
そこに連れて行かれ紹介されたあの日
おれはあの日の出来事を忘れることが出来ずにいた
今でも色濃く鮮明に瞼裏に残っている
「あ、あぁ…ナマエさんのことですね」
「そこの家といえば神覚者を輩出している名家じゃないか…なんだ知り合いなのか」
「えぇ、いちおうそうです…わね」
「それなら我家とも釣り合うな…向こうの家に今すぐ手紙を送りなさい」
トントン拍子に進んだ
父のことだ自分に価値あることなら絶対に逃さないし利用する手はないはずだ
ようやく手に入れたいと願っていたものへ
一歩前進したのだ
この高揚感を抑えながらこの場を乗り切る
"まだだ"
外堀から徐々に埋めて
気づいたらもう逃げ道がないようにしてやる
我ながら醜い嫉妬心だなと嘲る
一度蓋をした感情を開けてしまったが最後後戻りができなかった
仄暗い想いに押しつぶされそうになるが理性が抑える
あいつだけは絶対に手離してやるものか
その気がなければそのきにさせるまでだ
忠告は散々昔に言ってやった
ナマエ……
私に安易に近づいたこと後悔させてやる