HAPPY ENDを迎えるための法則
ナマエ
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「またひどい怪我…」
「.........」
「ヒーリング」
「っ……」
がしっ
突然腕を掴まれた
「!?...ど、どうしたの」
「もうぼくにかまうな…ほっといてくれ!」
「……痛いときはいたいって言っていいんだよ、泣きたいときは泣いていいの…私にはこんなことしかできないけど、わたしはどんなときでもオーターの味方だよ…絶対に!」
「そんな無意味なことに時間を割くのは非合理的だと…お父様は言っていた!!」
「ぼくは…味方なんか必要ない、むしろそんな感情は邪魔なだけだ!それに足を引っ張り情に流されるなど価値がない人間がすることだ!」
ぐむにっ!!
「 ぃ゙っ!??」
「 非合理とか邪魔とか…ガキのくせになにいっちょ前に大人ぶってんのよ!」
「 わたしたちはそういう前に子どもなの!」
「 子どもはご飯食べて遊んで寝て…たまに泣くのが仕事なんだよ!!…ってお母様が言ってた…」
「…とにかくオーターの分からず屋!」
「バーカバーカ!ふぇーん」
ぎゅっー
「お、おい!」
「 な、なぜお前が泣く!?」
「ズビッ、いいから今は黙って治療されてろ!」
「じゃなきゃ次は両頬つねつねするわよ!」
「……はい」
……………わかっている
わたしの家は両親ともども優しくて温かくて毎日幸せだ
でもオーターの家はちがう毎日毎日価値ある人間になるためにと怒鳴られ暴力を振るわれて、いくら頑張っても努力しても褒めてもらえずむしろそれが普通であり当たり前のようにいわれて終わる
180℃違う家庭環境のわたしがなにを言っても説得力にかける
むしろ嫌悪の対象かもしれない…
たまたまお母様同士が知り合いでたまたまわたしとオーターが同い年だったから幼馴染という形の枠組みにいるに過ぎないのだ。
「これでよし!傷は消えたけど他に痛むところはない?」
「……ここが痛い」
「え、胸のとこ?まさか心臓がいたいの?」
コクン
「え、どうしよう…私のいまの治癒魔法じゃ…」
フン
「え、…ねー!今鼻で笑ったでしょ!?」
「こんなことで騙されるなんてな」
あったまきたわ
「帰ります....さようなら」
「ナマエ……ありがとう」
‼
「どういたしまして!」