私が現段階で唯一投稿している「知恵と美貌の鍵」の第一章は、ほとんどペローの『巻き毛のリケ』をなぞってます。童話改変といったら、某ビッグコンテンツのプリンセスにもなっているような童話が思い浮かぶと思うんですけど、BLにしたいなって思うのは、そういうのよりも、もっと教訓とか思想とかが強く表れてる（と私が感じた）ものなんです。

『巻き毛のリケ』をあまりご存じない方もいらっしゃると思います。賢さと美貌、どちらかしか手に入らないなら、賢さが良い。しかし、賢さも美貌も備えている方が、なお良い。そんな感じです。結末は伏せておきますが、大変興味深いので、気になった方は是非ネットでもなんでも見てみてください。次は青髭公あたりをやりたいな


ここで一つ、本編の小話というか、解説というか。
王子の口調がヤンチャなのは、馬鹿時代の名残です。どれだけ知恵を詰め込んで、敬語もきっちり覚えて、マナーを叩き込んでも、普段の振る舞いまでは変えられないと思うのです。（いや、一人称俺のきっちり王子が好みというかディミトリというか？）