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「えーーーーーーーっとぉ、、、、、、」
頭の中を整理する為、片手で視界を覆う
何故人間が魔界に?
イルマは何故魔界に?
理事長の孫というのは明白な嘘。
何の為に孫と偽るのか
教師達の言動から察するに、情報が共有されているとは考え難い
そもそも「見たことの無い架空の生物」と「人間」を結びつける事は困難だ
私は元人間で、人間がどのような生物か知っている為答えを導き出す事が出来た
もし、私がイルマの正体に気付いた事が理事長に知られたら....?
「....消される」
「誰にだよ」
間髪入れず突っ込みを入れてくるリードの言葉は無視しよう。これ以上この2人、特にイルマに関わる訳にはいかない
「あの、ほんと、元気になったから大丈夫です!では!」
「あっ!ちょ....っ!!」
引き留めようとするイルマの言葉を振り切った私は、再び森の中へ駆け出した。
逃げてはいない
これは自己防衛
私の平和な未来の為
仮にイルマが食べられても「ドンマイ」としか考えられない思考に、改めて自分は悪魔なんだと自覚する
他人に興味なんて無い。自分が1番。
....が、現実は私の思惑通りになる程、そう甘くは無い
「チェルーシル」
伸びてきた謎の蔓に足を絡め取られ、地面に突っ伏した
人間であるイルマが何故こうも巧みに魔術を扱えているのかはさて置き
「何処に行くつもりですか?」
暗黒の笑みを浮かべ、私を見下ろすイルマに
私は再度死を覚悟した