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「お取り込み中失礼しました」
まずい、やばい、予想外
まさかあの、問題児クラスに出会うなんて
私の中で、関わりたく無いクラスナンバーワン
学校では常に注目の的で、後世に残る様な実績を絶賛更新中なのである
「ま、待って!!!」
その輪の中心であるイルマに呼び止められたが、無視しよう
関わると碌なことがな「待ってって言ってるじゃん」
「ぎゃあ!!!何するんですか!!」
イルマと一緒に行動していた、同じく問題児クラスのシャックス・リードに首根っこを掴まれてしまった。
ああ、もう、こんな事になるなんて
適当にあしらって、さっさとこの場を去ろう
「あの…顔、真っ青だけど、大丈夫ですか?」
「う…」
他人を気にかけるなんて悪魔らしからぬ行動、やっぱりイルマは油断ならない
「大丈夫だから、気にしないでくださ…」
最後まで続けようとした言葉は詰まり、去ろうとした体は動きを止めてしまった
……あれ?
………ちょっと待って?
ふと、頭痛に襲われていた頭が働き出す
確認する様に勢いよく振り返ると、心配そうにこちらを覗き込むイルマと目が合った
「……うそ……でしょ」
今なら解る
彼、イルマは
悪魔では無く、人間だ