宣戦布告
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「ちょっと待ってよラズベリィ」
歩みを進めようとしたラズベリィの巻角をポンポンと叩く
「何、キサ?」
「この上に居る悪魔って、ジャカポで1番ヤバい奴らじゃ無いの?」
会わなくても、あの扉から唯ならぬ雰囲気がひしひしと伝わってくる
開けてしまったら最後、どうなるか解らない。
......ロアの言う通り、見るだけよね....?新入生の好奇心と言えば許して貰えるかしら
「キサ、怖いの?」
「当たり前でしょ!」
「俺が着いてるから大丈夫だって!」
だって今日は挨拶するだけだし!
と、ラズベリィは怖い物知らずなのか、
勢い良くその死臭漂う扉を開けた
思った通り、下の階と空気がまるで違う
冷たい視線
張り詰めた緊張感
微かに漂う血の匂い
マスタープールと呼ばれる悪魔達の注目を浴びながら、ラズベリィは開口一番、
「入学式つまんねーから抜けて来ちゃった!」.
あ、あんた....!!!
「先輩達ぶっ潰して、60階から66階まで全部俺が使います!引っ越しの準備よろしく!」
ばいちゃ!!
と、本当に言いたい事だけを言い捨てて、直ぐにロビーから飛び出した
私、相棒選び間違ったかしら?
後ろから先輩達のブチギレる怒号が聞こえる
学長の孫だなんて関係ない
「ほらやっぱり.....あんた死んだわね」
ため息を吐くと
ラズベリィはケラケラ笑って
「先輩達、俺に会う為に降りて来てくれたら楽なんだけどなぁ!」
そうしたらさ、色々手間が省けるじゃん?と楽しそうに笑う
悪知恵だけは一人前ね
せいぜい死なない様にフォローしてあげるか