ギブアンドテイク
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水の匂いがする
「うっ.............」
身体中が痛い
生きてる......
ゆっくり目を開けると、天井が見えた
チャプチャプと水の音がする
どこだろう....
「いっ....たぁ.......」
魔力切れの反動で頭痛がする
頭を押さえながらゆっくりと体を起こし、自分が寝ていたベッドから周囲を確認する
水が張られた床
泳ぎ回る小魚
真珠や珊瑚の様な物があしらわれた部屋
まるで、異国の物語に出て来そうな....
「目覚めたか」
声がした方向を見ると、
気を失う前に目が合った悪魔が居た
「痛むか?」
自身を確認すると、怪我の手当てがされている
「えぇ......少し.....貴方は?此処はどこ?」
「私はレヴィアタン・レイヂだ。此処はレビアロン........君は?」
レイヂは水の上を歩き、ベッド脇のソファに腰掛け足を組んだ
レビアロン
とんでも無い目に遭ったが、ちゃんと目的地に到着した事に胸を撫で下ろした
「私は、キサと申します」
レイヂは頷くと
「それで.....
キサ、君は何者だ」
カラスから変化する瞬間を見られてしまった
しかも、
レイヂだけでなくあの場に居た大多数の悪魔達に
変に誤魔化すと後々が面倒そうだ
「私は魔女です。この.....魔界とは別の世界から来ました」
私の言葉を聞いたレイヂは目を見開き
「まさか」と呟いた
「君は.......人間か?」
「只の、人間ではありません。魔力を持った人間です」
レイヂは腕を組むと
「..........私だけでは判断しかねる」
共に来てもらおうか
レイヂが誰かを呼ぶと、髪の毛がタコの足の様になっている悪魔が入って来た
その悪魔に抱き上げられ、レイヂと共に部屋を出る
「お婆様......学長に会ってもらおう」