その男暴君につき
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.......自分好みに育てるって、弟子の事よね?
軍曹、思ったよりジャズとアロケルを気に入っている様で何より
.......2人には同情するけれど
軍曹曰く、この魔界にはジャカポの他に、バビルス、レビアロンといった学校があるらしい。
軍曹が向かうはバビルス
ならば私は
「レビアロンに、行ってみようかしら」
軍曹に座標を教えて貰い、箒に跨り地面を蹴る
「迷ったらいつでも連絡するといいヨ〜」
軍曹へ軽く礼をし、レビアロンへ向けて飛び立った
「、、、、ふぅ」
魔界の空気にも大分慣れてきた
禍々しい空には蝙蝠だろうか、黒い鳥が飛んでいる
草木一本無い荒野
飛び出した針山
禍々しい色の森
濃い色の川
お世辞でも綺麗とは言い難いが
見る物全てに胸が高鳴る
本当は近くで見たいが箒に乗る悪魔なんていないだろう
怪しまれては困ると思い
悪魔達の視界に入らない様、高度を上げた
禍々しい悪雲の中を飛んでいると
目の前に何かの影が見えた
「〜〜〜〜〜なっ!?」
反射的にその影を避ける
真っ黒い塊のそれは、私の頭上を通り過ぎ、
ドガァァアアアアン!!!!!!
盛大に爆発した
「何!?」
爆風に飛ばされてバランスを崩す
手が箒を掴みきれず、咄嗟に杖を取り出すも
ヒュルルルルルル
続け様に飛んでくる塊が目に入った
不味い。このままだと死ぬ。
「そう簡単に死んでたまるか.....!!!!」
箒を諦め塊に向け魔力を込めた
「落ちろ」
杖を振り下ろし塊の飛ぶ向きを真下へ変える
とりあえず衝突と爆発は防いだが風圧で杖が折れそう
私自身も空から落ちているこの状況
「.......見た目がどうとか言ってる場合じゃないわね」
残りの魔力を振り絞り、自身の姿をカラスに変える
が、
流石に魔力を使いすぎたのか、目の前が暗くなってきた
やばいなぁ、魔力切れなんていつぶりかしら
ふらふらと滑空しながら地面を目指す
「何だアレは」
大砲が並ぶ中央に居た、水生生物の様な悪魔と目が合った瞬間意識が飛び、同時に変身も解けてしまった