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「デビキャワーーー!!」
カウンター脇に置かれたクッションの上で丸くなっているだけで、クラブを訪れた女悪魔達に囲まれ、甘やかされる
ヴァルバラに預けられ数日、店長は思ったより面倒見が良い悪魔で、何かと世話を焼いてくれている。過剰に絡む事も無く、丁度良い距離感で接してくれる為、この空間にも大分慣れてきた
ブラッシングに美味しい食事
甘やかされ過ぎて、まるで自分が自分で無くなってしまいそう
「お前のおかげであの子らほぼ毎日来るな」
これと言って何もしていないのだが、
私は本当に、客寄せの招き猫ならぬ念子になっているらしい
時々カウンターの上へ登り、クラブ内を見渡す事が日課になっていた
大人達に囲まれていると、母親と共に政界の集まりへ参加した時の事を思い出す
互いに、主導権を握ろうとする駆け引き、言葉遣い、手の仕草から読み取れる深層心理
「よく見ていなさい」
と、重鎮の顔や名前は勿論の事、護衛に付く魔女達の顔まで覚えさせられたっけ
終いには家に帰ってテストされる。我が親ながらあれには呆れたわ
「アナタの為に」
ふと、母親の台詞と、目の前に居るお姉さんの台詞が被り、我に返る
見ると、彼女は小さなリングを私の尻尾へ嵌めていた
「可愛い尻尾飾りでしょう?見て、私の角飾りとお揃い」
薔薇があしらわれたそれは、確かに可愛い。
気に入った私はお礼を返す様に「ニャー」と鳴く
「かーわーいーいーー!!」
お姉様方に甘やかされ、可愛がられ、気分が良い
「楽しそうだネ〜」
久しぶりに聞いたその声に、一同振り向いた