ねんねんころり
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事の次第をダリ先生へ説明する
ダリ先生は、「確かにシネル君が怪しいけれど、彼には動機が無い。この流れで怪しいのはキサファンクラブ」
ファンクラブ......
「でもなぁ......生徒会長の事があった直後に、こんな大胆な事するかなぁ」
うーんと一同首を傾げる
「そういえば、イルマ君の悪周期。あれの代わり様も凄いよねぇ」
「確かに」
「理事長、めちゃくちゃ落ち込んでいましたよね〜」
「.....理事長に聞いてみる?」
という事で、ダリ先生と共に理事長室を訪れた
コンコンコンッ
「サリバン理事長、失礼致します」
「なっ!何!?」
部屋に入るや否や、理事長とオペラさんは家から持ってきたのか、イルマ君の甘やかしグッズをササッと部屋の脇に寄せた
......学校に何を持ってきているんだろう
「実は、ご相談したい事がありまして......」とダリ先生が言いかけた途端、ダリ先生を他所に、オペラさんは私に詰め寄った
「キサさん。今までどちらに?」
へっ?
「きょ、教師寮に、お世話になっておりましたが......?」
「では、失礼します」と、怪しいスプレー缶を取り出した
.....まさか!!!
咄嗟に避けると、スプレーから噴霧されたものがダリ先生を直撃した
「んっ!?」
オペラさんは舌打ちをすると、直ぐに私へ狙いを定める
「ストップ!!!すとーーーーっぷ!!!!」
噴霧口を手で塞ぎ、オペラさんを制止する
「あれ?あれれ?」
ダリ先生を見ると、みるみる内に幼児の姿へ様相が変わってしまった
もう間違いない
「あ、あんたらが犯人かーーーーー!!!!」
「だってええええ!!!イルマ君、甘やかさせてくれないんだものおお!!小さいキサちゃんを攫って発散しようと思ってたのに、何で居なくなっちゃったのおおお!!」
「申し訳ありません、理事長。やはり、あの時直ぐに連れて行くべきでした....」
オペラさんも共犯かぁぁぁあ!!!
小さくなったダリ先生を抱き上げて
「直ぐに元に戻して下さい!!」
と叱りつけるが「一晩眠れば元に戻る」としか返ってこなかった
はぁ〜〜
「ダリ先生すみません。とんだとばっちりを....」
先生を抱っこして理事長室を出る
ダリ先生は、ははは。と笑い
「このしゅがたで、じゅぎょうはできないねぇ」
.........その喋り方があまりにも可愛くて、理事長とオペラさんの事、あまり強く言えないなと自省したのであった
*・*・*
おわり
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