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カルエゴ先生の突然の発言に言葉を失う
都合の良い解釈をしようものなら直ぐに粛清されてしまいそうだと感じ
あれはきっとペットとかそういう類の発言だろうと自分に言い聞かせる
前にも躾とか主人とかなんとか言っていたし、きっと絶対そうだろう
大体そういう大切な事をあんな場所であんなノリで言う訳ないよね!?
幸いにもその後は何事も無かった様に業務に戻り、トラブルが多かった師団披露も幕を閉じた
....のは、一般生徒のみで、私に関しては例のアレが残っていた
「キサさんのなんでも券が頂けるなんて光栄です!!」
特賞に輝いた放送師団の団長へ手作りの券を手渡す。
自分で蒔いた種なのに恥ずかしい事この上ない
「でも、これは僕には勿体無い気がするので、あの時機転の利いた対応をして下さった先生にお譲りします。
ダリ先生、どうぞ」
は!!!???
なななななななんでそうなるの!?
「え?僕?良いの?やったー!キサのなんでも券ゲット〜!」
いやいやおかしい!!
よりにもよって何でそこに行ったの!!
「か!え!し!て!く!だ!さ!い!!」
ヒラヒラと見せびらかす券をダリ先生から奪おうとするも、面白がって避けるから奪おうにも奪えない
加えて身長差もある為上に掲げられると届かないのだ
「何してもらおうかなー♪キサは何が良い?」
機嫌良く煽ってくるダリ先生が心底楽しそうで拳が震える
「機転の利いた発言なら僕でしょう!僕の案が採用されたんですから!!」
横からロビン先生も参戦してきたが、2人とも身長及ばずで歯が立たない
くっそぉおお!!
ダリ先生に遊ばれてたまるかーー!!
「絶対取り返す!!!」
券を持った方の腕に飛びつくが、華麗に避けられた
「おっと、危ない危ない」
「キサちゃん!!」
避けた先に構えていたロビン先生がダリ先生の体制を崩す。ナイス連携プレーですロビン先生!!
体制を崩されたダリ先生の手から離れた券を取り返そうと手を伸ばすが
「あれ〜?ラッキー♪」
舞った券が降り立ったのは直ぐそばに居たオリアス先生の手の上だった
「お、オリアス先生は、返してくれますよね?」
苦笑いで確認すると、オリアス先生はニヤリと笑みを浮かべて「どうしようかなー?」と券をヒラヒラと見せつけてきた
くそう。敵が多すぎる。
しかし諦める訳にはいかない。
その時
「機転の利いた対応は全員行ったという事で、くじ引きはいかがですか?」
も、モモノキ先生ーーー!!!
「私もキサとの時間が欲しいもの」
ウインクをしたモモノキ先生が輝いて見える
なんでも券と云わず喜んでお付き合いしますー!
「オリアス先生は能力、切って下さいね」
「はぁ、仕方ありませんね」
そして何故か私のなんでも券を巡って教師達で
くじ引きが行われた
せーのっ!!
「僕だね!」
結局、ダリ先生の手に渡り、私は床に突っ伏す事しかできなかった