ローリンガール
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バビルス師団披露
前夜祭が始まった
「ふわぁ〜!!楽しそう!」
立ち並ぶ屋台
飾り付けられた会場
沢山の悪魔と飛び交う声
年甲斐も無くワクワクする
日本人のお祭り魂が燃えてるわ!!
「こら」
イポス先生から頭を小突かれる
「仮にも運営側だから遊ばない様に」
「あはは、すみません....」
「キサは師団披露初めてなんでしょ?」
イポス先生の脇からツムル先生が顔を出した
「はい!私の故郷もお祭りはありましたが、こんなに華やかなお祭りは中々無かったので」
つい、はしゃいじゃいました。と笑いを溢すと
ツムル先生が腕を掴んできた
「イチョウ先生、ご提案が」
え?何々?
「奇遇ですね。多分俺も同じ事を考えています」
イポス先生は私の頭に手をかざすと
「チェルコ」と唱えた
ん?
何が起こった?
「はい、キサ」
ツムル先生が取り出した鏡で自分を見る
「ふわぁーー!き、金髪!!?」
どうやら髪色が変わる魔術だったそうで、
見慣れない金髪の自分に動揺した
「ついでに、チェルーシル!」
ツムル先生が追加の魔術を唱えると、
まさかのパンクスタイルに変身
「いい!!いいよキサ!!」
ツムル先生は興奮しているが、イポス先生はため息をついてツムル先生を横目で見る
「ツムル先生、アクドル趣味をキサに押し付けないで下さいよ...」
「良いじゃない!ギャリーちゃん風!!」
「ちょっ!!ちょっと待って下さい!ついていけないんですけどーー!」
私の事なのに完全に置いて行かれている
ツムル先生は私の両肩を掴むと
「前夜祭だけ、数時間だけだけど、楽しんでおいで」
へ?
「キサの仕事は俺らに任せて」
まさか、
「これだけ変装していれば解らないだろうしさ」
2人の気遣いが嬉しくて胸がいっぱいになった
「有難うございます!」
本当に嬉しい。
正直、最近色々ありすぎて遊びや楽しみとは無縁だったから。
「楽しんできます!!」
2人に送り出され、屋台が並ぶ大通りへ駆け出した
「......写真撮っておけば良かったな」
「普段の格好だと解らないけど、キサってスタイル良かったんだね....あの格好、逆に目立たないかなぁ.....」