欲しがり屋の扱い方
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アメリさんのおかげで助かった私は、暫く経ってから家に戻った
オリアス先生の姿は流石に無かったが、警戒は怠らない
.......つもりだったのだが、
「おかえりなさいませキサさん」
え?私、認識阻害魔術掛かっているよね?
扉の前には師匠こと、オペラさんが立っていた
踵を返して方向転換しようとすると、素早い動きで眼鏡を外され、家の中へ引きずり込まれる
怖い怖い怖い
「あ、あの、オペラ、さん?」
ソファーに降ろされ、壁ドンではなくソファードン?された
オペラさん、無表情だが間違いなく怒っている
「ご、ごめんなさい....?」
「それは何に対しての謝罪ですか」
やっぱりめちゃくちゃ怒ってる?
「報告と特訓をすっぽかした事でしょうか....?」
耐えられなくて目線を外すと顎を掴まれた
オペラさんは、はぁ、とため息をつくと
「怪我や病気では無いのですね?」
あ、
「ご心配をおかけして、申し訳ありません」
「解ればよろしい」
解放されて頭をポンポンと叩かれる
「ですが、報告はきちんとして頂きますよ」
「はい」
オペラさんの淹れてくれた魔茶を啜りながら、これまでの事を報告する
体調の事、悪周期の事も、全て報告した
「5」の結果も、「頑張りましたね」と褒めてくれた
「では、毎月その様な状態になると?」
「個人差はありますが.....」
「お辛いですね」
何て返したら良いか解らず苦笑いをすると、
「キサさん」
ん?
「我が家に来ませんか?」
「あっ、明後日から出勤する予定なので、その後お伺いしますね」
「いえ、そうではなく」
住まいを移しませんか、と提案された
「貴女はどうも、目の届く所に居ないと心配なのです」
「子供じゃ無いんですから、大丈夫ですよ」
はははと笑うと
「では、私からお伺いしますね」
へっ?
「締め出したりする様な事があれば..........縛ってでも我が家に連れ帰ります」
締め出し......ってあれか!シロが言ってたやつか!
あわわわわわわわわ
オペラさん来てくれてたんですね
「承知しました。肝に銘じておきます」
「宜しい、では」
オペラさんは私の手を取り、
手の甲に口付けた
言葉を失う私を見つめ
「約束ですよ」
と不敵な笑みを浮かべた