※ダリ視点








朝のキサはとても眩しい



元気な声で「おはようございます！」と挨拶をしながら職員室へ入ってくる



その元気な声が今日は聞こえない



カルエゴ君の機嫌も悪い



どうやら悪周期で休んでいるらしいという話を聞いて、まぁ、自分も休むしそれは仕方がない。と思いつつ、この不機嫌悪魔の機嫌を直すにはキサがいないとなんだけどなぁ、と彼女を想う



遅れて出勤してきた新人も、挨拶が終わるや否や「キサちゃん居ますか？」なんて聞いてくるし


本当に、君は一体全体何なんだろうねぇ



君に対する興味が絶えないよ


僕はカルエゴ君やバラム君の様に強さは無いが、長く生きている分知識と経験は彼ら以上だと自負している


数多の生徒達も手のひらで転がしてきた







......僕の手の中に閉じ込めるのも
悪く無いかもしれないね