ヘルプミー!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※バラム視点
まずはキサくんを落ち着かせないと
誰がどう見ても今の彼女は冷静さを欠いていた
髪は振り乱れ、顔色は悪く、今にも泣き出しそうだった
子供をあやす様に抱き上げ、自分にできる事は何か問いかける
すると、彼女の瞳からは堰を切ったよう様に涙が溢れ、僕を抱きしめてきた
これまで自分から触れる事はあっても、
誰かから触れられる事は殆ど無かった
ましてや抱きしめられるなど
不謹慎かもしれないが、誰かに触れてもらえる喜びを噛み締めてしまった
その誰かがキサくんである事こそ、胸が熱くなっている要因だろう
落ち着きを取り戻したキサくんが離れていく際に感じた若干の寂しさで自覚してしまった
もっと触れて欲しい
彼女に悪周期の説明をしながら、自分の欲求が膨らんでしまいそうになるのを必死に押さえつけた
......どっちが悪周期だか.....
「僕が送ろうか」
姿を隠したキサくんを抱え、窓から外へ飛び出す
彼女の住む繁華街へ向かい、共に家に上がらせて貰った
彼女の家はこれまで見た事がない造りをしていた
人間の日常生活を垣間見た様で興奮してしまう
「着替えてくるので椅子にかけて待っていて下さい」
そういって彼女は奥に行ってしまったが、家の中をぐるぐると見て回る
とりわけ観葉植物の観察を行った
このサボテン。カルエゴ君が貰ったら喜ぶだろうなぁなんて考えていると
「お待たせしました!もう、もう本当にご迷惑をお掛けして、何と詫びればいいか.....!!!」
うん。いつものキサくんだ。
落ち着くなぁ。
1人で和んでいると
「もう大人なのに恥ずかしい.....!!」
ぐぁぁあ、と顔を赤らめて悶えてる姿が愛くるしくて思わず吹き出してしまう
家の引き出しに必要な品があったらしく、彼女の心配事は解決した様だ
「さっきも言ったけど、僕は、キサくんに頼って貰えて嬉しいよ」
「せめてお茶だけでも飲んで行って下さいぃ....」
「うーん。でも僕の飲食する姿はあんまり綺麗じゃないから」
「あっ、そういうつもりではなく....気を悪くしたならすみません」
「大丈夫だよ。寧ろキサくんが怖がらないかが心配なんだ」
キサくんは、きょとんとして
バラム先生は怖く無いですよ?と返してきた
うーん。可愛い。
怖がらせたくはないけれど、ありのままの自分を受け入れて欲しいという期待もある
ゆっくりとマスクを外すが、キサくんは彼女の言う通り、僕の顔を見ても怖がる様子は無かった
「怖く無いですよ。今、お茶を淹れますね」
にっこり笑う彼女に胸が締め付けられる
思わず抱きしめたくなっただなんて、今度は自分が子供みたいだ
彼女は解らないだろう
救われたのは僕の方だなんて
まずはキサくんを落ち着かせないと
誰がどう見ても今の彼女は冷静さを欠いていた
髪は振り乱れ、顔色は悪く、今にも泣き出しそうだった
子供をあやす様に抱き上げ、自分にできる事は何か問いかける
すると、彼女の瞳からは堰を切ったよう様に涙が溢れ、僕を抱きしめてきた
これまで自分から触れる事はあっても、
誰かから触れられる事は殆ど無かった
ましてや抱きしめられるなど
不謹慎かもしれないが、誰かに触れてもらえる喜びを噛み締めてしまった
その誰かがキサくんである事こそ、胸が熱くなっている要因だろう
落ち着きを取り戻したキサくんが離れていく際に感じた若干の寂しさで自覚してしまった
もっと触れて欲しい
彼女に悪周期の説明をしながら、自分の欲求が膨らんでしまいそうになるのを必死に押さえつけた
......どっちが悪周期だか.....
「僕が送ろうか」
姿を隠したキサくんを抱え、窓から外へ飛び出す
彼女の住む繁華街へ向かい、共に家に上がらせて貰った
彼女の家はこれまで見た事がない造りをしていた
人間の日常生活を垣間見た様で興奮してしまう
「着替えてくるので椅子にかけて待っていて下さい」
そういって彼女は奥に行ってしまったが、家の中をぐるぐると見て回る
とりわけ観葉植物の観察を行った
このサボテン。カルエゴ君が貰ったら喜ぶだろうなぁなんて考えていると
「お待たせしました!もう、もう本当にご迷惑をお掛けして、何と詫びればいいか.....!!!」
うん。いつものキサくんだ。
落ち着くなぁ。
1人で和んでいると
「もう大人なのに恥ずかしい.....!!」
ぐぁぁあ、と顔を赤らめて悶えてる姿が愛くるしくて思わず吹き出してしまう
家の引き出しに必要な品があったらしく、彼女の心配事は解決した様だ
「さっきも言ったけど、僕は、キサくんに頼って貰えて嬉しいよ」
「せめてお茶だけでも飲んで行って下さいぃ....」
「うーん。でも僕の飲食する姿はあんまり綺麗じゃないから」
「あっ、そういうつもりではなく....気を悪くしたならすみません」
「大丈夫だよ。寧ろキサくんが怖がらないかが心配なんだ」
キサくんは、きょとんとして
バラム先生は怖く無いですよ?と返してきた
うーん。可愛い。
怖がらせたくはないけれど、ありのままの自分を受け入れて欲しいという期待もある
ゆっくりとマスクを外すが、キサくんは彼女の言う通り、僕の顔を見ても怖がる様子は無かった
「怖く無いですよ。今、お茶を淹れますね」
にっこり笑う彼女に胸が締め付けられる
思わず抱きしめたくなっただなんて、今度は自分が子供みたいだ
彼女は解らないだろう
救われたのは僕の方だなんて