責任問題
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
モモノキ先生の後ろをついて廊下を歩く
どこに行くのだろう?
「あの......「連絡先を交換して下さい」
へ?
突然振り返ったモモノキ先生に両手を掴まれた
「な、何を......「キサさんの連絡先が知りたいの」
モモノキ先生は頬を赤らめてキラキラと私を見つめた
「そして!!カルエゴ卿の写真を!!私に送って欲しいの!!」
な、なるほど
「も、モモノキ先生は、カルエゴ先生の事を好いているのですか?」
「私が!?いいえ、そんな烏滸がましい!!私にとってカルエゴ卿は尊敬に値する方で、いつかカルエゴ卿の様に生徒達を圧倒させる存在になりたいという将来の目標であり、遠くから観察させて頂く芸術品の様なお人です!!」
モモノキ先生はカルエゴ先生について興奮しながら語り尽くした
これは、つまり、推しって事か。
しかもバードウォッチング寄りの。
「あの、でも私、携帯持っていないのですが」
「買いに行きましょう」
「えっ。でも授業は?」
「カルエゴ卿のいない隙に行動に移すのです!私はこの時を今か今かと待ち望んでいたのですよ。授業はなんとかなります。さぁ!キサさん行きますよ!!」
モモノキ先生に手を引かれ、側から見ると誘拐と見間違われても仕方がない勢いで学校を後にし、あれよあれよという間に自分の携帯を手に入れた
自分の携帯
初めて携帯を手にした時の遠い記憶を思い出す
「有難うございます」
胸がいっぱいになり、モモノキ先生へ微笑んだ
「ーーーっ!!!」
モモノキ先生は顔を赤らめて
「キサさんの初めて(最初の登録相手)が貰えて嬉しいわ」
「モモノキ先生、その言い方はちょっと」
「ねぇキサ、って呼んでも良いかしら」
「勿論です。宜しくお願いしますね、モモノキ先生」
モモノキ先生は両手で口を隠しながら無言で何度も頷いた
お友達が出来たみたいで嬉しい。
「また一緒にお出かけしましょうね」
モモノキ先生と約束を交わした私は、就業時間が終わりに近い事もあり、そのまま理事長宅へ向かった
そう。オペラさんとの特訓の為に。