責任問題
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「失礼します!!急患です!!」
勢い良く医務室の扉を開くと、顔に傷のある先生がこちらを向いた。
えっとこの先生は
ブ.....ブル、ブル.....
「ブルブル先生!!」
「ブエル・ブルシェンコだ!!!!
急患ってその魔獣の事か?魔獣ならスージー先生かバラム先生に....」
「カルエゴ先生なんです!!!」
ブルシェンコ先生は信じられないと言った顔で先生を覗き込むと
「.....本当だ.....」
先生は搾り出す様な声で返事をした
途端にブルシェンコ先生の顔が真っ青になる
「カッ、カルエゴ卿ともあろう方がどうされたのですか?!」
「それが.....」
事の経緯を先生に説明すると
「理事長なら解決策をご存知かもしれない」
確かに!!
亀の甲より年の功!!
先生を抱きしめたまま理事長室へ走る
「カルエゴ先生。大丈夫ですから。きっと元に戻りますからね!」
腕の中で動かない先生をぎゅっと抱きしめ、励ましながら向かっていると
ボンッ!!!!
腕の中の先生が爆発し、いつものカルエゴ先生の姿に戻った
先程までモフモフの先生を抱っこしていた筈なのに、今度は私がカルエゴ先生に抱っこされている。いや、担がれている?
「カルエゴ先生!!!!」
「煩い黙れ。耳元で騒ぐな」
あれ?意外と冷静?
「あっ!!キサさん!!先生!!」
正面から入間君が走ってきた
どうやら同じく、理事長に聞いてみようと思ったらしい
しかし
「解除?無理無理!がっつり1年契約だから!!」
期待通りにはいかなかった
カルエゴ先生は入間君の使い魔になってしまったショックで憔悴し、フラフラな状態で早退した
「大丈夫かなぁ....」
空になったカルエゴ先生の席を見つめ、デスクに飾られているサボテンの土が乾いている事に気づき、気持ちばかりの水を与える
「明日は来るといいわね」
えっと、この美人の先生は
「モモノキ先生」
「キサさん。ちょっと良いかしら?」
カルエゴ先生が記録を取ったリストの整理も終わったし、他に用事も無かった為すぐに了承した