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「いるまくんおかえりーー!!!あっ!キサちゃんいらっしゃい!」
「おかえりなさいませ。イルマ様、キサさん」
「理事長、オペラさん。突然すみません、お邪魔します」
思った通り、理事長宅は入間君の入学祝いデコレーションでいっぱいになっていた
入間君、愛されているなぁ
うんうんと頷いていると
理事長から
「....キサちゃんも僕の孫になる?」
「それはつまり......」
オペラさんが続きを話そうとすると、入間くんに「気が早すぎます」と制止させられていた
一体何の気が早いというのだろう
1人頭の上にクエスチョンマークを作っていると
制止されたオペラさんは私に向き直り
「キサさん。理事長の孫よりも、将来安泰な職を考えてみましょう。貴女のこれからの可能性は私がしっかり面倒をみます」
「ちょっ!ちょっとオペラさん!キサさんは今日僕の入学祝いに来てくれたんですよ!?」
仲良しだなぁ
こんな短期間で羨ましい
「入間君、本当に良かったね。入学おめでとう」
ぽんぽんと肩を叩いてお祝いの言葉を伝える
「キサさんに、お祝いして貰って、嬉しいです。有難うございます」
「ほらほら、突っ立ってないで早速お祝いディナーにしちゃおう!イルマくんは僕の隣に座って!なんたって僕はおじいちゃんだからね!!」
それからはオペラさんの絶品料理に舌鼓しながらバビルスの事、入間君の事、私の事等、魔界の話も人間界の話も、誰に気を使う事も無く楽しいひと時を過ごした
「オペラさんの料理最高でした」
玄関まで見送りにきてくれたオペラさんへ感謝を告げる
入間くんは理事長と居るし、言うなら今しかない......
「キサさんは.....何か、私に話したい事があったのではありませんか?」
「えっ!?どうしてわかったんですか!?」
「食事中もそわそわしていらっしゃいましたし、私の動きを気にされておりましたので」
「あはは....何だか入間君には悪い事しちゃったなぁ」
お祝いしに来た事は本当だが、
裏ではオペラさんに会いに行く口実が欲しかったなんて口が裂けても言えない
「あの、今度、一年生の試験を受ける事になったのです」
「それで」
「私の力でどこまで出来るかわかりませんが」
『君の、実力を見せたら良いと思うよ』
オリアス先生の言葉を思い出す
「全力で頑張りたい」
それは、つまりオペラさんの言いつけを破るという事
身を守る事では無く、実力を確かめる為に自分の枷を外す事
オペラさんは表情を変えず
「では、特訓ですね」
why?
「まさか、錘を外すだけで最強になれると勘違いされていませんか?」
すみません半分くらい思っていました
「学校業務が終わり次第、我が家で特訓です」
「よ、よろしくオネガイシマス」
私、どこで選択間違えたんだろうと後悔せずにはいられなかった