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※カルエゴ視点
入学式当日
毎年の様に興奮して馬鹿騒ぎを起こすアホ共が居るが、今年は群を抜いている
サブノックとかいう奴は教師に襲いかかり、
あろう事か流血沙汰を起こした
他にも騒ぎを起こした奴らの報告が逐一上がってきている
勉学を妨げる見込みのない奴らは全て退学にしてやる
いの1番の懸念は、あのアホ理事長の孫が特待生として入学する事だ
どんな悪魔か見ものだな
難癖つけて粛清してやろう
「カルエゴ先生、時間です」
入学式が始まった
校歌斉唱後の理事長挨拶
「いーるまくぅーーん!!!我が孫!我が孫のイルマ君を宜しくーー!!」
.....あんのアホ理事長がっ.....!!!!!
厳格な入学式を荒らしおって
理事長挨拶だけでは飽き足らず、その後の進行と新入生代表挨拶も変更、変更....!!!
「あべるはぅけ」
はぁ?
禁忌呪文だと?
イルマとかいう理事長の孫が禁忌呪文を読み上げたおかげで、栄えあるものであるべき入学式が波乱で終わった
「はぁ、」
職員室に戻り自席に座ると、エイト先生と新人用務員が入って来た
そういえば今日は警備担当だったな
新人は、報告書の作成を命じられて絶望的な顔をしていたが、直ぐに切り替えて作業に取り掛かり始めた
慣れているのか、カタカタとボードを叩き、躓く事なく作業を進めている。手が止まり、「うーん」と悩んでいるかと思えば、すぐに私の所へやってきた
「カルエゴ先生。今お時間宜しいでしょうか」
前々から思っていたが、時々、新人とは思えない程礼儀正しい態度を取る時がある
そのせいか、耳を貸さない訳にはいかない心持ちになるのだ
「何だ」
「この、エイト先生のメモなんですが、理解出来ない部分がありまして、教えて頂けないでしょうか」
そういえば、今朝方、ダリ先生からこいつの事に関して協力的になる様連絡が来ていたな。
珍しく、オリアス教員からも似た様な願い出があった。
「見せてみろ」
言われなくてもバビルスは教育の場。
何人も拒まない。
教師では無いが、指導を行う事も自分の役割だろう
「わ、わかりやすい。流石カルエゴ先生。助かりました!有難うございます!」
席に戻ると再び作業の続きを行い始めた。
が、
「今度は何だ」
「あの、ご相談が........。一年生の試験。私も参加して宜しいでしょうか....」
協力的に、というのはこちらの事か
「好きにしろ」
アホ面がさらにアホ面になったと思えば、
花が咲いた様に嬉しそうに笑う
よくもまぁコロコロと表情が変わるものだ
シチロウを含め、こいつに関わった教師達が、好意的な感想ばかりなのも頷ける
飽きっぽい性格の悪魔達にとって、
見ていて飽きないのだ
.....危険だな
影響力が強い存在はいるだけで場が乱れる恐れがある
仕事を終え立ち上がった新人に声を掛けた
「キサ」
そういえば名を呼ぶのは初めてか
本人も驚いた仕草で固まっている
その反応が愉快で無意識に口角があがった
「明日以降、私付きで手伝え」
規律を乱す粛清対象かどうか、
この私が判断してやろう
入学式当日
毎年の様に興奮して馬鹿騒ぎを起こすアホ共が居るが、今年は群を抜いている
サブノックとかいう奴は教師に襲いかかり、
あろう事か流血沙汰を起こした
他にも騒ぎを起こした奴らの報告が逐一上がってきている
勉学を妨げる見込みのない奴らは全て退学にしてやる
いの1番の懸念は、あのアホ理事長の孫が特待生として入学する事だ
どんな悪魔か見ものだな
難癖つけて粛清してやろう
「カルエゴ先生、時間です」
入学式が始まった
校歌斉唱後の理事長挨拶
「いーるまくぅーーん!!!我が孫!我が孫のイルマ君を宜しくーー!!」
.....あんのアホ理事長がっ.....!!!!!
厳格な入学式を荒らしおって
理事長挨拶だけでは飽き足らず、その後の進行と新入生代表挨拶も変更、変更....!!!
「あべるはぅけ」
はぁ?
禁忌呪文だと?
イルマとかいう理事長の孫が禁忌呪文を読み上げたおかげで、栄えあるものであるべき入学式が波乱で終わった
「はぁ、」
職員室に戻り自席に座ると、エイト先生と新人用務員が入って来た
そういえば今日は警備担当だったな
新人は、報告書の作成を命じられて絶望的な顔をしていたが、直ぐに切り替えて作業に取り掛かり始めた
慣れているのか、カタカタとボードを叩き、躓く事なく作業を進めている。手が止まり、「うーん」と悩んでいるかと思えば、すぐに私の所へやってきた
「カルエゴ先生。今お時間宜しいでしょうか」
前々から思っていたが、時々、新人とは思えない程礼儀正しい態度を取る時がある
そのせいか、耳を貸さない訳にはいかない心持ちになるのだ
「何だ」
「この、エイト先生のメモなんですが、理解出来ない部分がありまして、教えて頂けないでしょうか」
そういえば、今朝方、ダリ先生からこいつの事に関して協力的になる様連絡が来ていたな。
珍しく、オリアス教員からも似た様な願い出があった。
「見せてみろ」
言われなくてもバビルスは教育の場。
何人も拒まない。
教師では無いが、指導を行う事も自分の役割だろう
「わ、わかりやすい。流石カルエゴ先生。助かりました!有難うございます!」
席に戻ると再び作業の続きを行い始めた。
が、
「今度は何だ」
「あの、ご相談が........。一年生の試験。私も参加して宜しいでしょうか....」
協力的に、というのはこちらの事か
「好きにしろ」
アホ面がさらにアホ面になったと思えば、
花が咲いた様に嬉しそうに笑う
よくもまぁコロコロと表情が変わるものだ
シチロウを含め、こいつに関わった教師達が、好意的な感想ばかりなのも頷ける
飽きっぽい性格の悪魔達にとって、
見ていて飽きないのだ
.....危険だな
影響力が強い存在はいるだけで場が乱れる恐れがある
仕事を終え立ち上がった新人に声を掛けた
「キサ」
そういえば名を呼ぶのは初めてか
本人も驚いた仕草で固まっている
その反応が愉快で無意識に口角があがった
「明日以降、私付きで手伝え」
規律を乱す粛清対象かどうか、
この私が判断してやろう