初仕事
夢小説設定
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「食べないでください」「食べないよ」
「本当に?」「本当」
「約束ですよ?」「約束するよ」
「誰にも言わない?」「言わない」
「カルエゴ先生にも」「言わない」
と、ひとしきり他言無用の確約を得た所で、
自分が異世界の人間である事。これまでの経緯を、嘘偽り無くポツリポツリと話始めた
バラム先生はうんうん。と頷きながら、
時折、泣きそうになる私の頭を撫でてくれた。
「話してくれて有難う」
「....驚かないのですか?」
「いや、とても驚いているよ。人間が僕の目の前に存在している事実も、異世界も。もっと話を聞かせて欲しい」
「私、悪魔学校で働いても良いのでしょうか?」
「寧ろ、僕専用の補助について欲しい位だよ。カルエゴ君とダリ先生に相談してみようかなぁ」
バラム先生はじいっと私を見つめて
「ちょっと触れてみても良い?」
さっき腕相撲して頭撫でてくれたのに
「どうぞ」
手を出すと
バラム先生は恐る恐る、その手を握った
「空想の生き物だと思っていた人間。本で読んだそのままだ....!!!ねぇ.....羽根管も無いんだよね?」
「羽根管?」
「ここら辺のね、首の後ろにあるんだよ」
バラム先生は私の髪をかきあげて、首の後ろに手を回す
「んっ.....」
頸をなぞられ、くすぐったくて変な声が出た
「どうしたの?」
「なっなんでも....ちょっと...恥ずかしいからそろそろ...」
しかしバラム先生は手を止めず、体の造りを確かめる様に
耳の後ろから頸までなぞってみたり
頸を何度も親指で撫でてみたり
全ての動作がゆっくり丁寧なせいかとても長い時間触られている気がする
頸から背中まで弄られそうになった所でバラム先生を静止する
「もっ....本当にやめっ....」
「もうちょっとだけ、駄目かな?」
「ふわぁ...っ」
「何をしている」
ドスの効いた声が入り口から聞こえ、
振り返るとカルエゴ先生が眉間に皺を寄せて立っていた