魔入ました
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入間君との挨拶を終えた私は、悪魔学校に来た。
理事長から私の仕事が決まったので、
挨拶に行く様に言われたからだ。
「えーと。職員室は、と」
日本の学校だと、入って直ぐの所に大体受付か事務室があるんだけどなぁ、
造りが違うから全くわからない
とりあえずそこらへんの生徒に聞いてみようかしら
辺りを見渡し、たまたまこっち側に歩いてきていた眼鏡の子と目があった
「あの、すみません。職員室の場所を教えて貰えないでしょうか」
「ええよ。こっちや。姉さんあんま見ぃひん顔やなぁ」
訛りのある男の子は儚げに微笑むと、先導して歩き出した
「理事長の紹介でここで働くことになりました。キサといいます。宜しくね」
「僕はアミィ・キリヲ。宜しくなぁキサさん」
キリヲ君は歩幅を狭めて私の隣に来ると、
じぃっと私を観察してきた
「なぁなぁ、キサさんって位階いくつなん?」
「へ?位階?」
「キサさん、位階知らへんの?」
えっ!?知らなかったら不自然なのかな....!!??
「ひっひみつ!!!今度会った時教えてあげる!!」
キリヲ君はきょとんとしたと思ったら、そっぽむいて震え始めた
「ふっふふふっ!!秘密て....そないな事いう悪魔初めてやわ...!」
「わっ笑わないでよ!!」
恥ずかしいーーーー!!!
何だかわからないけど馬鹿にされてる!?
仕事の前に魔界の常識を教えてよ理事長ーー!!
キリヲ君はひとしきり笑った後で、
笑って悪かったわぁ、と謝罪してきた
「僕、キサさん気に入ったわ。キサさんみたいな悪魔初めて見た」
「そりゃどうも....」
「ほんま悪かったって。これで堪忍してや」
キリヲ君は私の手を取ると、小さな箱を乗せた
「開けてみて」
言われた通り蓋を開けると、
青色の宝石?が1つ入っていた
「これ、何?」
「僕が作った魔具、試作品だけど、なんやキサさんに合いそうな気ぃしてなぁ」
魔具って何。なんて聞きたいけどまた笑われそうだから遠慮した。
「あ、有難う.....大事にするね」
キリヲ君は嬉しそうににっこり笑うと
ある部屋の前で立ち止まった
「ここが職員室や。キサさんまたな」
結局この石が何なのかわからないけれど、とりあえずポケットに突っ込んだ
さ、お仕事お仕事。