お部屋探しは巡り合わせと運次第
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「お店を出たら、お二人が居なくなっていて...オリアス先生と一緒に探していたらこの場所を見つけたんです」
顔を見合わせる理事長とオペラさん
「....10分以内でしたね....」
「女性の買い物は時間がかかると思ってたんだけどねぇ...」
オペラさんは少し屈み、目線の高さを私に合わせた
「不安にさせてしまい申し訳ありませんでした。恐れながら、買い物をされている間、我々も準備をしていたのです。キサさんが店から出てくる前までに戻るつもりだったのですが、、結果として我々が待たせてしまいましたね」
「準備?ですか?」
「はい。こちらです。」
ドサドサドサッ
一瞬にして目の前に大量のプレゼントボックスが積み上げられる
「こちら、我々からキサさんへの贈り物でございます」
どこから出した?
「お家が決まったし此処で渡しちゃうね、オペラ、運び込んでおいて」
「かしこまりました」
「えっ?ちょ!まだ此処に決めた訳では!?」
内見せずに決めるなんて、そんなデンジャラスな物件探しがあるかーー!!
「中をちゃんと見てから決めま......す」
オペラさんに続き中へ入り、言葉を失った
誰も住んでいない、という事が信じられない位、片付いていた
家具備え付け
1階と2階は吹き抜けで、天井の照明にはご丁寧にシーリングファン
オープンキッチンでお洒落なシェルフまである
明かり取りの窓には小さなサボテンが2つ
......注文住宅?
「保護魔術まで掛かってるとはねぇ」
オリアス先生は一体誰が...なんてブツブツ呟いている
「まぁまぁ、いいじゃないの。キサちゃん。気に入った?」
「はぁ...。」
考え込んでるオリアス先生には悪いけど、
さっきの入り口にあったニーチェの名言といい、このチラシで見慣れたお家といい
私以外の人間が住んでいた家ということは一目瞭然
なら......
「ここにします」
住む場所が決まった。