お部屋探しは巡り合わせと運次第
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オリアス先生....
一緒に理事長を探してくれるって言ってたけれど....
小枝で遊び始めたと思ったら
「こっちの方に、君が求めるものがある気がする〜♪」
.....真面目に探してくれない?
こちとら見知らぬ土地で途方に暮れてるのよ
かといって土地勘も無いし、とりあえずオリアス先生が指差した方向へ歩みを進めた
お店が立ち並ぶ大通りから離れ、すれ違う人は殆ど居ない
誰ともすれ違わなくなった所で
町はずれにある小さな花壇にたどり着いた
誰も手入れしていないのだろう、随分と荒れている
花壇の入り口には煉瓦で出来たアーチがあった
魔界にしては禍々しさがあまりない
「あっ」
アーチに何か書いてある
『世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。』
.......ニーチェの名言?
読み上げた途端、側に居たはずのオリアス先生がいなくなった。
いつのまにかアーチを潜っていた私の目の前には、先程見ていた草臥れた花壇では無く、一面白い花に覆われた花壇が姿を現した。
そして、数歩先には小さな小屋が建っていた。
なんだか、童話に出てくるお婆さんのお家みたい。
これも魔術?
なんだか慣れてきたなぁ。
小屋の扉をノックし、誰か居ないか確認する。
「ごめんくださーい」
返事はない
ゆっくりドアノブを回すと、すんなり開いた。
「鍵、閉め忘れていますよー。」
「鍵なら君が持ってるじゃん」
「いやぁぁぁぁぁあ!!!??」
いきなり耳元でささやかれて飛び跳ねた
「おおおおおオリアス先生!!!驚かさないでください!!!!てか!どこに行ってたんですか!」
「君が先に消えたんだよ。どうやら外から解らない様、ここら一帯に認識阻害魔術がかかっていたみたいだねー。いやー。何で解除出来たんだい?」
あ、え?.....はっ!!!
さっきの、さっきのアーチに書かれてたニーチェの名言。
日本語だったーーー!!!!
わ、私とした事が...!!!
「よくわからないけど、この小屋。誰か住んでる気配が無いし、」
「君が使えば?」
「へっ?」
聞き覚えのある声と
オリアス先生の後ろには見覚えのある顔が2つ
「んもーー!!キサちゃん突然消えちゃって心配してたんだから!!」
「キサさん、慣れない土地での単独行動はいただけませんよ」
理事長はともかく、オペラさん、めっちゃ怒ってるぅぅ....