はじまりと猫耳
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異世界転生。できたらいいなぁ...
なんて考えてた時代もありました。
....そう。昔。学生の時。勉強が嫌で仕方が無くて、現実逃避に明け暮れてひたすらなろう系漫画読んで夢小説を漁ってた時代もありましたさ!!
でももう20代後半。
仕事に明け暮れ現実を目の当たりにし、
社会のあれこれに揉まれて趣味の時間も十分に取れず、恋愛も結婚も諦めかける始末。
(※諦めてはいないよ!?)
「このまま独り身で...気付いたら職場の御局様として、私の人生は過ぎ去って行くのかなぁ...」
なんて、缶ビール片手に呟いたが、生憎一人暮らしの為、誰も答えてはくれない。
「....寝よ。明日も仕事だし」
残ったビールをグイッと飲み干し、テーブルの上を片付けてベットに潜った。
寝て起きたらまたいつもの1日の始まり。
「せめて今夜は楽しい夢が見られますように...」
おまじないの様に小さく呟き、アルコールが効いたのか、直ぐにやってきた眠気に誘われるまま眠りに落ちた。
....その日見た夢は不思議な夢だった。
上下左右全て、澄み切った青空の色。
一瞬飛んでいるのかと勘違いしたけれど、ちゃんと地に足がついている。
「...何にもない」
「それは君が見えていないだけさ」
!!??
声がした方向を見れば、知らないお兄さん。
「どちら様でしょうか?」
「君こそ誰だい?」
まぁ。聞く前に名乗れって話よね...。
社会人の基本。
「...失礼しました。私はサトウキサと申します。」
「ふーん。普通だね。」
普通で悪かったなー!ってお前は名乗らんのかいっ!?
「普通の子がなーんで紛れ込んじゃったのかなぁ」
「あのー。さっきから何を仰っているのか...」
「でもまぁ仕方ないかぁ。なる様になるでしょ。」
人の話を聞けーーーー!!!!
「じゃあ、頑張ってね」
え?何?何何何?
お兄さんがそう言った途端に無くなる地面。
突如襲う浮遊感。
やだやだやだやだ!!!
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
とても女子が出すべきではない悲鳴を上げるのも当然。
絶賛落下中なのである。
夢夢夢!!!
起きろ起きろ起きろ!!!
何がどうなってこんな嫌な夢見るのよ!!
これもあのハゲたクソ課長が嫌味を言ってきたストレスから見てる悪夢なんだ!!!
「死ぬううううううううう!!!!」
さっきまで澄み切った青空を落ちていたはずなのに、段々辺りが薄暗くなってきた。
このまま地獄にでも落ちるのではないか。
そうだ。目を瞑ろう。
これは夢。死ぬことはない。
きっと目が覚めるはず。落ち着け私。
未だ落下中ですがお得意の現実逃避でそっと瞼を閉じた。
??「もう死ぬ覚悟が出来たのですか?諦めが早い方なのでしょうか」
.....耳元で艶やかな声色が聞こえたと同時に落下が止まった。
閉じた瞼を開くと、目に飛び込んできたのは猫耳。
...猫耳??
「おや。普通の方ですね。」
2回目ーーー!!!普通で悪かったな!!!
なんて考えてた時代もありました。
....そう。昔。学生の時。勉強が嫌で仕方が無くて、現実逃避に明け暮れてひたすらなろう系漫画読んで夢小説を漁ってた時代もありましたさ!!
でももう20代後半。
仕事に明け暮れ現実を目の当たりにし、
社会のあれこれに揉まれて趣味の時間も十分に取れず、恋愛も結婚も諦めかける始末。
(※諦めてはいないよ!?)
「このまま独り身で...気付いたら職場の御局様として、私の人生は過ぎ去って行くのかなぁ...」
なんて、缶ビール片手に呟いたが、生憎一人暮らしの為、誰も答えてはくれない。
「....寝よ。明日も仕事だし」
残ったビールをグイッと飲み干し、テーブルの上を片付けてベットに潜った。
寝て起きたらまたいつもの1日の始まり。
「せめて今夜は楽しい夢が見られますように...」
おまじないの様に小さく呟き、アルコールが効いたのか、直ぐにやってきた眠気に誘われるまま眠りに落ちた。
....その日見た夢は不思議な夢だった。
上下左右全て、澄み切った青空の色。
一瞬飛んでいるのかと勘違いしたけれど、ちゃんと地に足がついている。
「...何にもない」
「それは君が見えていないだけさ」
!!??
声がした方向を見れば、知らないお兄さん。
「どちら様でしょうか?」
「君こそ誰だい?」
まぁ。聞く前に名乗れって話よね...。
社会人の基本。
「...失礼しました。私はサトウキサと申します。」
「ふーん。普通だね。」
普通で悪かったなー!ってお前は名乗らんのかいっ!?
「普通の子がなーんで紛れ込んじゃったのかなぁ」
「あのー。さっきから何を仰っているのか...」
「でもまぁ仕方ないかぁ。なる様になるでしょ。」
人の話を聞けーーーー!!!!
「じゃあ、頑張ってね」
え?何?何何何?
お兄さんがそう言った途端に無くなる地面。
突如襲う浮遊感。
やだやだやだやだ!!!
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
とても女子が出すべきではない悲鳴を上げるのも当然。
絶賛落下中なのである。
夢夢夢!!!
起きろ起きろ起きろ!!!
何がどうなってこんな嫌な夢見るのよ!!
これもあのハゲたクソ課長が嫌味を言ってきたストレスから見てる悪夢なんだ!!!
「死ぬううううううううう!!!!」
さっきまで澄み切った青空を落ちていたはずなのに、段々辺りが薄暗くなってきた。
このまま地獄にでも落ちるのではないか。
そうだ。目を瞑ろう。
これは夢。死ぬことはない。
きっと目が覚めるはず。落ち着け私。
未だ落下中ですがお得意の現実逃避でそっと瞼を閉じた。
??「もう死ぬ覚悟が出来たのですか?諦めが早い方なのでしょうか」
.....耳元で艶やかな声色が聞こえたと同時に落下が止まった。
閉じた瞼を開くと、目に飛び込んできたのは猫耳。
...猫耳??
「おや。普通の方ですね。」
2回目ーーー!!!普通で悪かったな!!!
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