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約束SS

2024/10/04 22:41
※「約束」設定
※夢主の名前はデフォルト

『誕生日』

10月4日。
今日は景吾くんの誕生日。特別な日なので、彼の喜ぶことがしたい。
まずは、ヴァイオリンの演奏をプレゼントだ。
教室にいた景吾くんを連れて生徒会室へ。彼は目をぱちくりさせつつも、素直に私についてきてくれた。
これから何をするかは、まだ伝えていない。
喜んでくれる顔を見るのが楽しみだ。
生徒会室に着き、鍵を開ける。
予めヴァイオリンを弾くための準備はしていたため、景吾くんが席に座ったのを確認する。
私はヴァイオリンを構えて一呼吸置き、一音目を奏でた。

景吾くんが好きな曲(事前にさりげなく彼に聞いた)、私が好きな曲を中心に予定していた全ての曲を弾き終えると、拍手の音が聞こえた。

「最高じゃねーの!」

彼の目が輝いていた。
無事、喜んでもらえてホッとする。

「景吾くん、誕生日おめでとう! プレゼントはまだあるから、ちょっと待っててね」

「? ああ」

私はヴァイオリンをガーゼでささっと拭いて、ケースにしまう。
それから景吾くんの手を引き、生徒会室から出て鍵を閉めた。

「次は、どこへ行くんだ?」

「テニスコート。景吾くんに試合を申し込みます!」



テニスコートに着いたら、なぜか侑士くんと向日くんを始めとした男子テニス部のレギュラーメンバーがいた。
今日はテニス部は休みと聞いていたけど、なぜだろう?

「時雨とシングルスで試合するのも良いが、ダブルスを組んでみたくてな。今日はお前から試合に誘ってもらえると読んで、忍足たちに頼んだ」

「え、えっ?」

景吾くんを驚かせるつもりが、私の方が驚いてしまった。

「せやから、跡部のお願いに付き合ってやってな」

侑士くんが苦笑しながら言った。
という訳で、景吾くんとペアを組むことになり、忍足・向日ペアとダブルスの試合をすることに。
景吾くんのフォローがあって勝利できたからか、時々彼にダブルスに誘われて試合をすることになるのだった。

――――
跡部さん、誕生日おめでとうございます!!

先月体調崩して、ようやく回復してきたので、リハビリがてらSS書きたかったです。なんとか間に合いました…!

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