蝶ノ光
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私にはニつ年が離れた兄がいる。
名前は白石吹雪。
立海の高等部に所属し、既にテニス部へ入部したそうだ。
私がテニスを始めたのは、兄の影響が大きい。幼い頃、兄がリョーマとテニスをしている姿を見て、私も同じ世界が見たいと思い、テニスの世界へ足を踏み入れた。
家に着いて玄関の扉を開けると、兄の靴が置いてあった。
どうやら私の方が帰宅が遅かったらしい。
そういえば朝食のとき、今日は部活が早く終わると言っていたような。
自分の部屋に鞄を置き、兄の部屋へ向かう。
「ただいまー!」
「おかえり。今日は俺の方が早かったな」
「女テニに見学行ってたの」
「ほう。それで見学してどうだった?」
「全国常連校なだけあって、みんなレベルが高かったわ。それとね、今日男テニと合同練習だったんだけど、蓮二がいたの!」
「ほんとか!? 久しぶりにあいつとテニスしたいな」
兄も私と同じテニススクールに通っていたので、柳と幼馴染だ。
よく柳と乾、兄と私でペアを組んでダブルスの試合をしたのを思い出す。教授と博士のペアに中々勝利できなくて、試合後に猛練習したのが懐かしい。
「テニスといえば。時雨、男テニと鬼ごっこしてるって噂聞いたけど、もしかしてマネージャーやるのか? 俺としては、時々中高男テニ合同練習あるから、顔合わせられて嬉しいけど……」
兄は青学での出来事を知っている。
私のことを心配し、転校する前は一緒に通学してくれた。
それがどんなに心強かったことか。彼の優しさが身に染みる。
「部長の幸村くんに誘われてね。でも大丈夫よ、兄さん。テニス部ファンクラブの子たちは、部員たちに迷惑をかけないことをモットーにしているみたいだから、以前のような心配はいらないよ」
「そうか。お前がやりたいなら反対しないけど、くれぐれも無茶するなよ」
「うん、心配してくれてありがとう」
その後、明日テニススクールの見学することを伝えたら、私がテニスを続けることが嬉しかったらしく、兄は目を輝かせながら話を聴いてくれた。
名前は白石吹雪。
立海の高等部に所属し、既にテニス部へ入部したそうだ。
私がテニスを始めたのは、兄の影響が大きい。幼い頃、兄がリョーマとテニスをしている姿を見て、私も同じ世界が見たいと思い、テニスの世界へ足を踏み入れた。
家に着いて玄関の扉を開けると、兄の靴が置いてあった。
どうやら私の方が帰宅が遅かったらしい。
そういえば朝食のとき、今日は部活が早く終わると言っていたような。
自分の部屋に鞄を置き、兄の部屋へ向かう。
「ただいまー!」
「おかえり。今日は俺の方が早かったな」
「女テニに見学行ってたの」
「ほう。それで見学してどうだった?」
「全国常連校なだけあって、みんなレベルが高かったわ。それとね、今日男テニと合同練習だったんだけど、蓮二がいたの!」
「ほんとか!? 久しぶりにあいつとテニスしたいな」
兄も私と同じテニススクールに通っていたので、柳と幼馴染だ。
よく柳と乾、兄と私でペアを組んでダブルスの試合をしたのを思い出す。教授と博士のペアに中々勝利できなくて、試合後に猛練習したのが懐かしい。
「テニスといえば。時雨、男テニと鬼ごっこしてるって噂聞いたけど、もしかしてマネージャーやるのか? 俺としては、時々中高男テニ合同練習あるから、顔合わせられて嬉しいけど……」
兄は青学での出来事を知っている。
私のことを心配し、転校する前は一緒に通学してくれた。
それがどんなに心強かったことか。彼の優しさが身に染みる。
「部長の幸村くんに誘われてね。でも大丈夫よ、兄さん。テニス部ファンクラブの子たちは、部員たちに迷惑をかけないことをモットーにしているみたいだから、以前のような心配はいらないよ」
「そうか。お前がやりたいなら反対しないけど、くれぐれも無茶するなよ」
「うん、心配してくれてありがとう」
その後、明日テニススクールの見学することを伝えたら、私がテニスを続けることが嬉しかったらしく、兄は目を輝かせながら話を聴いてくれた。