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創作 短編集

※文章にするのめんどくさくなって全てセリフ

『なぁなぁかな、次の遊び相手こいつらよくね??』
「んー?なになに……社交界の華、大企業の社長令嬢!…………お兄ちゃんこのゴシップ記事みたいな書き方なんとかならないの」
『いや、楽しいじゃん?このお嬢様、婚約相手いんだけどな……?二股してんだよ』
「うっわ、ありがち」
『だっろ??ただその二股相手がまた面白くって……なんと、この辺で有名な組長の息子だとよ』
「……テンプレート過ぎて呆れるわ」
『楽そうだし、めっちゃ稼げそうじゃん?』
「確かに?んで、お兄ちゃんはどっち相手にするつもりなの?」
『女』
「即答かよこの猿兄貴」
『男とヤるのはマジ勘弁……何回かやってこりたわ』
「はいはい、じゃ……かながこの危なそうな息子さん、お兄ちゃんが綺麗なおねーさんね」


side Mana
『(なーんでこうも金持ってる奴らは堅苦しいんだろうな……っと相手は……)』
『初めまして、レディ?壁の花なんて勿体ないですよ』
「……あら、坊や。口が達者ね」
『坊やは勘弁願いたいですね。宜しければ相手が見つからない寂しい私と一曲踊って頂けませんか?』
「へぇ、面白いわね。あなた。いいわよ?踊りましょうか……ちゃんとエスコートして頂戴ね?」
『えぇ、もちろん。あなたを満足させることが出来るか些か不安ですが……』
『(なーんてな)』

「……驚いたわ、あなた。今まで踊った相手の中で一番上手」
『これはこれは、ありがたきお言葉ですね?』
「こんな相手離すのは惜しいわ、今日は一緒に踊り明かしましょう?」
『誘うのがお上手で、あなた見たいに美しい人からのお誘い。断る理由が見つかりませんね』
「いい返事、じゃあ次の曲をーーー」

『(……酒よっわ。しかも酔いに任せて情報ペラペラ喋ってくれるから楽で仕方ねぇや)』
「うふ……あなたみたいな子を相手するのも楽しそう……」
『(しかもこれと来たもんだ)ふふふ、誘っているのですか?レディ』
「あはは、察しがいいじゃなぁい……そーよ、誘ってるの。酔いが回っちゃったから部屋まで運んでちょーだい」
『……OK。仕方がない人だ』

「……これはそういう事で宜しいので?」
『えぇ、もちろんよぉ……じゃなきゃ部屋まで通さないわ』
「……それでは、些か手慣れてないもので。失礼があったらなんなりと」
『少しくらいは構わないわ……』


「ん、あ……はぁ……なかなか上手じゃない……楽しかったわ」
『ご冗談を。夜はまだまだこれからですよ?』
「……え?」
『あなたから誘ったんだ……この程度じゃ終わらせませんよ』


「ぅ……あっ……もう、だめ……」
『(……大したことなかったな)おや、もうへばって仕舞われたので……?ーーーおおかた子供だから大したこと無さそうだし、適当に遊んでおもちゃにする予定だったんだろ?』
「ふっ……あ……あなた、なんで……」
『何でそれを、か?表情でバレバレだよ』
「そん……あっ、おねが……もうやめて……」
『っ……ふぅ、これをあんたの二股相手達が知ったらどーなるだろうな?』
「ひっ……あっや、ら……あっ」
『……あんたを腰砕けにしてやるよ。気を失ってる間にどうなってるか……見物だな』



side Kana
「(……かなのお相手が入り浸ってるのはここ、か)」
「あはっ、初めまして〜!」
『へぇ、新入り?』
「(食いつくのはっや……)うんっ!そうなの♡」
『元気いーね、いいじゃん。今日の相手は君がしてよ』
「(想像以上にうまくいってら……)私でいいんですかぁ?ここ来るの初めてだから……うまく出来なかったらごめんなさい……」
『いーよいーよ、俺がリードしてやるから』
「えへへ、頼もしいなっ!それじゃぁ……お願い♡」

『ふっ……少し激しくするよ』
「えっ、そんな……だめ……(なぁにが激しくだ、しょぼいんだよこの粗チン早漏野郎め)」
『くっ…………は……よかったよ』
「……へぇ、そう。よかったんだ?じゃあもっと良くしてあげるよ」
『え……?』
「私が天国につれていってあげる」

『もう、でな…………』
「あははっ!大丈夫だよ?私が手伝ってあげるから」
『ぅ……ぁ……』
「あれ、もうバテちゃったか。けどテクノブレイクにはまだまだだよ〜」


「(……そろそろ気を失いそう?)……うふふ、狂いそうなくらい気持ちいいでしょ?そろそろ言ってたとおり……天国につれていってあげる。女の子の上で死ねるなんて幸せものだね、あなた」
『ーーーーっ』
「……ふー、さよーならお兄さん」


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『ただいま、かな。お前早かったな』
「だって相手がしょぼすぎて」
『そりゃそりゃ相手もご愁傷様なこった』
「お兄ちゃんに言われたくないよ……お兄ちゃん超える人とかそうそういないと思うの。」
『ははは、んで?相手どうしてきたよ』
「腹上死させてきたー」
『うっわえげつねェ……末恐ろしい妹だよ全く』
「お兄ちゃんの方は?」
『おれのほうは、どうせかなが腹上死させてくると思ってな……』
『女は二股相手、しかも組長の息子を腹上死させてしまった恐ろしさや後悔で自殺しました。ってことにしといた、もちろん運び屋にも連絡入れたから偽装もバッチリ』
「お兄ちゃんの方がよっぽどえげつないよ……」
『いやいやそれほどでもっと。これで会社と組が抗争になったらおもしれーよなぁ』
「ねー?とりあえずお金もはいったし贅沢しよっと」
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