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幼馴染の告白から2週間が経とうとしてる今日、私は今新たな壁に悩まされています。
神様、、、私が一体何をしたというのでしょうか。
ただでさえ夏鈴に返事をしなきゃいけないと考えているのに。
山﨑「名前ちゃーん。」
大園・森田「こんにちは。」
『こ、こんにちは。』
山﨑「はぁ、、。」
大園「ため息なんてついたら幸せ逃げちゃうよ?」
山﨑「ぞのたちのせいだから、しかもひかるまで。」
森田「もう慣れなよ笑。」
山﨑「慣れたくなかったわ!」
『あの、ご飯食べてもいいですか。』
森田「うわ〜おいしそう、、自分で作ってるの?」
『まぁ、はい。』
学生にとっての昼休みは1日の中でみんなが楽しみにしている時間で、音楽を聴いたり本を読んだり。
リラックスできる時間なのだ。
もちろん私にとってもそう、、、なんだけどその時間は最近この人たちのおかげでお世辞にもリラックスできる時間ではなくなってしまった。
少し前に一緒に帰ってからというもの周りの目を気にせず話しかけてくるようになり、セットのごとく大園先輩と森田先輩も話しかけてくるようになってしまった。
今もこうしてお昼を食べる関係だ。
おかげで学校に登校するのが怖かったりもする。
山﨑「ひかるまたお菓子?」
森田「パン好きじゃないから。」
大園「大きくなれないよ?笑」
森田「もう諦めてるよ、ご心配どうも。」
『あの、これいります?』
森田「ううん、大丈夫。自分で作ってるんだから自分で食べな?」
山﨑「あかんわ!」
『でもそれだけじゃさすがに、、。』
大園「ひか君もらえば?」
山﨑「だからあかんて!俺の食べていいから俺にそれ頂戴!」
大園「はいはい天君嫉妬しないの〜。」
山﨑「するやろ!好きな子の手作りなんで友達に食われなあかんねん!」
森田「おっと?笑」
大園「これは?笑」
山﨑「あ。」
大園・森田「退散だぁ〜。」
『へっ、、?』
いつも通りの賑やかなお昼休みだと思ってた、いやそうだった。
でもその時間は今目の前で口をぽかんと開けているこの人の言葉で空気が変わった。
この人今なんて言った?ていうか前もこんなことあったよね。
山﨑「あー、こんなんで言うはずやなかったのに何やってんねん俺、、。」
『あの、ちょっと頭の整理が。』
山﨑「ほんまごめん、でも言おうと思ってたことやから今言うわ。」
『いやあの、、意味が理解できないんですけど。』
山﨑「そのままだよ、俺は名前ちゃんが好き。」
『いやいや、、はい?』
山﨑「本当はもっと早く言いたかったけど仲良くなってからの方がいいと思って。」
『いやあのそういうことじゃなくて、なんで先輩が私のこと好きになってるんですか、、?』
山﨑「名前ちゃんはさ、外見だけで人を判断しないじゃん。誰にでも平等に接するし、、後笑った顔がすんごく可愛い、だから好き。」
『、、、、。』
山﨑「ほんと急でごめん、でも冗談とかではないから。絶対に。」
えーっとなに?
この間私は夏鈴から告白されてそれで今1個上の最近仲良くなった学校一の人気者に告白された?
なにこの恋愛趣味レーションゲームみたいな人生。
私は一体どうしたらいい?そしてなんで意外とこんなにも冷静なのだろうか。
自分の中では整理するのでいっぱいで体感時間が短かったけど、どうやら数分程ぽかんとした顔で山﨑先輩を見つめてしまい不安そうな顔をしながら名前を呼ばれてはっとする。
山﨑「急に言ってほんまごめん。」
『あ、、、え!?はい!』
山﨑「名前ちゃん?」
『もう授業始まるんで戻りましょ!そうしましょう!』
山﨑「あ、ちょっと!」
藤吉「なんか今日変じゃない?」
『そうかな。』
藤吉「心ここに在らずって感じ。」
『んー。』
藤吉「言いたくなかったらいいけど、、そういえば今度文化祭見に行くわ。」
『理佐さんとくるの?』
藤吉「うん、久しぶりに会いたいんやって。」
『私も会いたい!言っといて!』
藤吉「はいはい、じゃあまた明日ね。」
『はーい。』
藤吉「名前。」
『んー?』
藤吉「俺名前ずっと好きだから。」
『!?』
藤吉「顔赤くしすぎ笑、そんな顔あいつに見せたらあかんよ?可愛すぎるんやから。」
『、、じゃ!じゃーね!』
夏鈴は帰り際たまにこういうこと言ってくることが増えた。
いつ言われても慣れなくて友達にこれを話すといい加減慣れろと笑わられるんだけど、普通に無理だ。
山﨑先輩に言われた時とは少し違ってこうなんというか、意識を全部そっちに持ってかれるっていうか心をグッと握られるような感じで。
本当に調子狂ってしょうがない、これが好きなのかもわからない。
でもいつか話した夏鈴に彼女ができたらっていう話の時、私は話し相手がいなくなるからって言ったけどなんかそれだけじゃない気がする。
『なんで少し寂しいとかモヤッとしたんだろう。』
山﨑「何が寂しいの?」
『うわあ!』
山﨑「声でか笑、ごめんね急に話しかけて。」
『な、なんでいるんですか。』
山﨑「俺の散歩コース。」
『そうですか、、。』
山﨑「んで、なんか寂しいことあったの?」
少し屈んで顔をのぞいてくる山﨑先輩は少し心配した顔だった。
名前は出さないで聞いてみようかな。
『山﨑先輩は仲のいい友達に恋人ができたら寂しいと思いますか?』
山﨑「思わないなー、、でも。」
『でも?』
山﨑「もし好きな人に恋人できたら寂しいかな、ていうかめっちゃ嫌だ。」
『それはそうだと思いますけど。』
山﨑「俺は名前ちゃんに恋人できたらすんごく嫌だ。」
『またすぐそういうこと言う、、。』
山﨑「だって好きなんだもん許して。」
言葉は悪いがどいつもこいつもって感じ。
助けてください理佐さん、、可愛い後輩が今困ってますよ。
山﨑「あ!そーだ。」
『な、なんですか。』
山﨑「もうそろそろ文化祭じゃん?シフト入ってない時俺と周らない?」
『え、いやちょっとそれは。』
山﨑「んーだめか。じゃあじゃあ!名前ちゃんがシフトの時に行く!だめ?」
『それは勝手にしてください。』
山﨑「絶対行くね!引き止めてごめん!おやすみ〜。」
手をひらひらとしながら相変わらずの爽やかスマイルで去っていった先輩。
てか私普通にいいよって言っちゃったけど大丈夫かな、、さすがに夏鈴と鉢合わせるなんてないか。
いやまぁ、鉢合わせてもいいんだけどなんか喧嘩はじまりそうだし、、今から夏鈴に言うべき?
『まーいっか!考えすぎ考えすぎ!』
文化祭当日
はぁ、もう無理。
大体なんで接客な訳?いつもは狭い教室が広く感じるよ、早く時間過ぎて欲しい。
なんか廊下うるさいしなんなわけ!
山﨑「間に合ったー!」
大園「急ぎ過ぎ、、!」
森田「バテバテやね笑。」
山﨑「いた!名前ちゃーん!」
『どうりで廊下うるさい訳だ。』
山﨑「ねね、リーダー的な人どこにいる?」
いきなり来るなり本当に騒がしい人たちだ。
なんか話し込んでるし、、え?座り込んだんだけどうちのクラスのリーダーが。
何したのあの人。
山﨑「許可もらったから俺と周ろ!1時間だけだから!」
『え!ちょっ!も、森田先輩!大園先輩!』
森田「楽しんできてね〜。」
大園「ごゆっくり〜。」
手を引かれるがままあれよあれよという間に色んなとこに一緒に行った。
1時間って長いと思ったけどこの人といるとなんだかんだ楽しいし、たまにドキッとさせるようなことしてくるからなんか変に調子狂う。
焼きそば食べたりクリームソーダ飲んだりなんかして、忙しないけど我ながら学生してるなーって思う。
『次どこ行くんですか?』
山﨑「おっ?楽しくなってきた?」
『楽しいですよ。』
山﨑「え、、本当?」
『先輩といるといつも楽しいですよ。』
山﨑「またそういう、、。よし!最後お化け屋敷行こ!」
『混んでるじゃないですか。』
山﨑「怖いの?」
『違いますけど!行きますよ。』
山﨑「え、うん。」
その頃教室きた藤吉
藤吉「なんでおらんねん。」
理佐「はい機嫌悪くならない、聞いてみようよ。」
藤吉「あ、あの。」
森田「はい?」
藤吉「ここのクラスの苗字名前っていう子知りませんか。」
森田「名前ちゃんなら出てったけど用事ですか?」
藤吉「会う約束してるだけなんですけど。」
森田「ちょっと待ってくださいね、、、もしもし?ごめんね天2人のところ。後どのくらいで戻ってくる?」
天、、、?あいつ連れ出しやがったんか。
ああもうイライラする、なんなら今すぐ電話を奪い取って言いたいこと全部言ってやりたいし名前に会いに行きたいんやけど。
藤吉「すいません、変わってもらっていいですか。」
森田「ん〜、、どうぞ笑。」
藤吉「もしもし藤吉ですけど。」
山﨑「おー久しぶりやんな、デート邪魔しにきたん?」
藤吉「名前は。」
山﨑「相変わらずやな、俺の隣おるよ。」
藤吉「代われ。」
山﨑「無理、15分くらいで戻るから大人しくお座りして待っとき番犬君。」
藤吉「このっ、、切りやがった。」
森田「えーっと大丈夫?」
藤吉「すいません急に。」
理佐「ほら大人しく待ってるよ、失礼しまーす。」
藤吉「うぉっ。」
首根っこを掴まれて大人しく席に座り待つこと30分。
教室の外がやけに騒がしくなってきて目線を移すとにこにこした様子の長身イケメンと少し疲れた様子の大好きなあの子が目に入る。
でもなんか2人ともどこか様子がおかしくて、今すぐにでも駆け寄って話を聞きたいけどここは名前の学校で部外者は俺な訳であって、学校一の人気者が側にいるとあっては尚更面倒くさいことは起こしたくない。
もしかしたら迷惑をかけるかもしれないと思って思いとどまる。
理佐「ふふ、、可愛いとこあんじゃん笑。」
藤吉「なんだよ。」
理佐「べっつに〜?名前ちゃーん!」
『理佐さーん!お久しぶりです!会いたかったです!』
藤吉「名前なんかあった?」
『へっ?』
藤吉「いや、なんか上の空っていうか。」
『ううん、大丈夫だよ。あっち一緒に行こ!』
藤吉「え、うん。」
2人が教室を出る様子を寂しそうに笑って見つめている山﨑に森田は声をかけた。
振り向いた山﨑の顔を見て森田は教室の外へ出るように手を引いた。
大園「じゃあお姉さんは俺と楽しもうよ。」
理佐「帰ってくるまでねー。」
廊下
森田「天どうしたの。」
山﨑「どうしたってなんだよー。」
森田「いいからなに、なんでそんな顔してんの。」
山﨑「んー、、背中押してあげたみたいな?」
森田「まじで言ってんの?」
山﨑「おおまじだよ。だって両思いじゃんあんなの、なのに俺が割って入ってかき乱しちゃったんだから。」
森田「天はそれでいいの?」
鋭くも心配するような声色で言われた質問に対して一瞬目を見開いた後にふっと笑って、腕をぐーっと伸ばして空を眺めながら言った。
山﨑「俺はあの子が幸せだったらそれでいーの!」
森田「かっこつけすぎ。」
山﨑「イケメン過ぎちゃったかなー笑、、、でも本当にそうだよ?好きな人には幸せになってほしい、俺本当にほんとーっに!それだけでいいんだ。」
森田「天、、。」
山﨑「なんでひかるが泣きそうなんだよ笑」
藤吉「こんなとこ来てどうしたの?あっちの方が色々あるし、、。」
『あのね、夏鈴にちゃんと言わないといけないことあって。』
俯きながら手に力を入れた様子を見てかなり勇気のいる発言をしようとしてると気付き、思わず背筋を伸ばす。
いつまで経っても「あのね、、そのぉ〜。」から進まないことにほんの少し苛つきを覚え、嫌な思考ばかり働いてしまう。
藤吉「なぁ、もしかしてあいつと付き合うことになったん?せやからそんなもじもじしとんの?」
『ち、違うよ!!そんな訳ないじゃん!って、そうじゃなくて、、あのちゃんと返事しないとって思って。』
藤吉「、、、っああ!へ、返事な?そんな無理に言わんでも俺は」
『私夏鈴が好き。』
藤吉「へっ?」
『だ、だから夏鈴が好きだから!、、返事はおっけーっていうか、、。もう!そんな顔するならもう行く!!』
藤吉「ちょ、ちょっと待って!!」
早歩きでスタスタ歩く名前の手首を掴んで自分の腕に思い切り閉じ込めた。
離してと言われても離したくなかった、離してあげられるわけもない。
ずっと好きだった人が勇気を出して答えてくれた、そんな姿を見てこうしない人がいたら逆に聞きたいくらいだ。
藤吉「ほんまに言ってる?ほんまに好きなん?」
『だから言ったじゃん、、。』
藤吉「ほっぺたつねって。」
『もう〜っ!///』
藤吉「うん、ちゃんと痛い。でも嬉しい。」
『へにょへにょすんな!てか離して!」
藤吉「そんなこと言われても無理、逃げるやろ。」
『逃げないから!見られたらまずいから!』
藤吉「そんなん言うならここで言ってくる名前が悪い。」
『だって早く言いたかったんだもん、、。』
藤吉「やっぱあかん離さん。」
『もうー!!』
あ、ていうかなんで急に答え出たんやろ、、。
一生返ってこんもんだと思っとったのに、いや嬉しいからええねんけど気になるやん。
聞いても答えてくれなさそうやけど。
藤吉「なぁ、なんで返事くれたん?」
『それは天先輩に』
藤吉「は?なにそれ、あいつになんかされたん。そもそも何“天”先輩って。」
『い、家帰ったら話すから!私まだ当番あるし!』
藤吉「やだ、、、っあ!ちょと待てや!」
おしまいです
中途半端ですいません、最近あまりにも書いてなさすぎてだらだら長くなってしまうのでスパッと無理やり切る感じにしてしまいました。
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