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みなさんこんにちは、こんばんは。
いきなりですが今日はある一家の日常をご覧いただこうと思います。
それはそれは賑やかな家庭ですよ?
松田「チビどもー!起きろー!」
休日の家に響き渡る大黒柱の声。
それに応えるように聞こえてくるのは階段を降りてくる物音。
山﨑「おはよー!」
藤吉「ふわぁ〜、、おはよ。」
田村「2人ともおはよー、名前は?」
藤吉「寝てる。」
松田「起こしてこんかい!」
山﨑「気持ちよさそうに寝てるんだもん。」
しょうがないじゃん!と言わんばかりの2人にため息をついて、末っ子を起こしに行った松田。
素直に起きてくると思ったが、2階から聞こえたのは大きな泣き声で、しょぼんとした様子で階段降りてきた松田の姿があった。
田村「どうしたん?」
松田「夏鈴がいいって、、泣かれた。」
藤吉「行ってくるわ。」
山﨑「振られてやんのー。」
松田「うっさいわ!」
田村「はいはいそこまで〜、ご飯食べんで!」
机にできたばかりの朝食を3人で並べていると2階から降りてきた2人。
藤吉に抱っこされながら来た名前の目元は泣いたせいで赤くなっており、田村は濡らしたタオルを目元に持っていった。
田村「名前おはよう〜、これ目に当ててな?」
『ほのちゃ、、ありがとう。』
山﨑「にしても夏鈴が選ばれるの珍しくない?」
松田「ねー、珍しいよね。」
藤吉「失礼やな。」
田村「目擦ったらあかんで?」
『天ちゃん、、。』
山﨑「おいで〜。」
藤吉「早かった、、、。」
松田「ほい!じゃあみんな揃ったことで。」
田村・藤吉・松田・山﨑「『いただきまーす!』」
みんなで田村と松田が作った朝ごはんを食べる。
名前は山﨑の膝の上で一緒にごはんを食べ始めていると、嫌いな野菜だけ残しているのを田村に指摘され始める。
田村「こら〜、残したらあかんで?」
藤吉「保乃量減らしたんや。」
山﨑「ほら食べよー。」
『、、、、(パクッ。)』
松田「よく食べましたー!いい子だねー!」
田村「偉いな〜、後でデザート持ってきたるからな!」
山﨑「え!食べたいんだけど!」
藤吉「天はこの後部活やろ。」
『天ちゃんいないの?』
山﨑「ううん!いる!すっごいいるよ!」
松田「いないでしょうが、ほら行った行った!」
山﨑「名前ー!すぐ帰ってくるからねー!」
ちょっと騒がしい朝食を終えて、午後から行われるピクニックの準備をする田村と松田。
藤吉はチビの相手を頼まれて、手を繋ぎながらお庭へと出ていった。
台所でピクニック用のご飯を作った後2人のいるお庭に行き、チビの相手をしに行く。
『かりんちゃんおにー!』
藤吉「まだやるのか、ほらまてー。」
『にげろー!』
田村「盛り上がってるな〜。」
藤吉「疲れた、交代してや。」
『あ!ほのちゃ!りなちゃ!』
松田「はいはい、ほら名前ー!追いかけちゃうぞー!」
『わーー!』
交代した藤吉と様子を見に来た田村は、ベランダのデッキに座りながら2人の鬼ごっこの様子を微笑ましく見ている。
松田に捕まり抱っこされながら振り回されてる名前は嬉しそうに笑っていて、2人は心から楽しいんだろうなと思っている。
しかし最初はノリノリだった松田も流石に疲れたようで、疲れが顔に出てきてしまい田村に助けの視線を送っていた。
松田「保乃にもやってもらいな〜。」
『ほのちゃん!』
松田に降ろしてもらった名前は座っている田村に向かって走り行く。
田村はしゃがんで抱き止めると名前は嬉しそうに田村のおでこに自分のおでこをくっつける。
藤吉・松田「いいな、、。」
『ほのちゃん好きー!』
田村「保乃も名前のこと大好きやでー!」
『だっこー。』
田村「ん!ええで〜。せや!ちょっとその辺お散歩行こか?」
『いかない、ほのちゃんにだっこしててほしい。』
田村「ほなお家の中入ろーな、保乃ずーっと抱っこしたる。」
抱っこされたままの名前と3人は家の中に入り、手洗いうがいを済ませて各々着替えを始める。
藤吉と松田はレジャーシートや名前の着替えを車に乗せ、田村は名前を膝の上に乗せながらごろごろしている。
『ほのちゃん、、。』
田村「ん〜?あ、眠い?」
『ん。』
田村「ちょっと寝よか。」
『ほのちゃんいる?』
田村「おるよー、ずっと抱っこしててあげるから。」
『うん。』
田村の方に向き直してしがみつく形で眠りに落ちる名前の背中を叩いている田村のもとに、準備を終えた松田と藤吉が戻ってくる。
藤吉「寝てるやん。」
松田「後1時間くらいしたら天迎えに行くよ。」
田村「わかったー。」
1時間後名前が起きることはなく、車のシートに乗せて部活に行っている山﨑を迎えに行く。
学校に着き朝ぶりに名前に会った山﨑は寝ている名前を見て部活の疲れを回復している。
山﨑「後どのくらいで着く?」
藤吉「20分くらいじゃない?」
田村「天ちゃん名前抱っこして降りてくれる?」
山﨑「任せとき!」
公園に着き準備をし始めると腕の中で寝ていた名前が目を覚まし、朝ぶりに会う山﨑を見てにこにこしている。
『てんちゃん!おかえり!』
山﨑「ただいま名前、会いたかったよ〜。」
『てんちゃんあのね、かりんちゃんがね、おにごっこしてくれたの!』
山﨑「そっかー、良かったねー。」
2人で話していると準備を終えた3人が声をかけてきたのでみんながいるところに向かうと、美味しそうなお弁当が広げられていた。
名前は目を輝かせながら山﨑の膝に乗る。
良い天気の中行われているピクニック、松田と田村が作った手作りのお弁当を食べて穏やかな時間が流れる。
松田「食べたー!」
『おいしかったー!』
山﨑「名前ちょっと向こう行こっか、シャボン玉やろー。」
『いくー!』
田村「行っといでー!」
少し離れたところで山﨑と手を繋ぎならお散歩している名前は疲れ知らずで走り回っている。
荷物を車に乗せて片付けを済ませた3人はレジャーシートに座り2人を見つめていたが、藤吉は徐に立ち上がって2人の所に向かって行った。
山﨑「名前見てこれ!四葉のクローバー!」
『これは?』
山﨑「これは葉っぱ3つしかないでしょ?4つあるやつ探そ。」
『おー!あ、かりんちゃん。』
藤吉「何してるん。」
『あのね!これが4つあるの探してるの。』
藤吉「そっかあ、誰かにあげるの?」
『んー、かりんちゃん!』
山﨑「くそっ、、!」
藤吉「そしたら夏鈴も名前に渡すプレゼント探してくるな。」
『うん!』
藤吉は少し離れたところで花で冠を黙々と作っていたが、名前たちが先に四葉のクローバーを見つけて駆け寄ってくる。
『かりんちゃん!あった!』
藤吉「ほんまや、ありがとな。お礼にこれあげるな、お揃いやで。」
山﨑「おー、花冠やん。」
『名前も作る!みんなの作るの!』
藤吉「じゃあ後3つ作らんとな。」
30分ほどで完成したものを寝転んでいる2人に差し出しに行く3人。
2人は花冠をもらえたことが嬉しくて思わず名前を抱きしめた。
その後みんなで写真を撮り、車に乗って家へと帰っていく。
松田「名前楽しかった?」
『うん!』
田村「また来ようなー。」
松田「そうだ、今日はどこで寝るー?」
『んー、、。』
山﨑「私だよね!」
藤吉「必死すぎやろ。」
『ほのちゃん!』
藤吉「負けたな。」
田村「じゃあ今日は保乃の部屋やな。」
山﨑「えー!名前ー!」
『明日は天ちゃんと寝る!』
この会話の後お風呂争奪戦が行われ、そこでも松田に敗北した山﨑がいたとかいなかったとか。
今日もこの家族は平和で賑やかですね、また機会があったら覗いてみましょう。
あ、ちなみに花冠は知り合いのお花屋さんに加工してもらって保存できるようにしてもらったみたいですよ。
ではまた遊びに来てくださいね。
続かも?
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