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森田ひかる

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森田「今日だけは早く帰らないといけないんです!」


山﨑「そんな急いだら転ぶって!」


増本「え!森田さん私と遊んでくれるんじゃないんですか!?」


幸阪「綺良ちゃん諦めたほうがええで。」






メンバーから声をかけられたけどそんなことはどうでもいい、なんて言ったらみんなは怒るだろう。


いつも通り進めば間に合うはずだった約束の時間は過ぎていて急いで事務所を飛び出す。




外に出れば冷たいものが顔に当たり、ふと空を見上げると真っ暗な夜空からしんしんと雪が降っていた。

午前中が雨だったおかげもあり傘を持っていたので傘をさそうか迷ったけど走りながらでは危ないと思い、カバンに折り畳み傘を戻した。



駅まで走って電車に乗って20分ほど揺られてホームから出れば彼女の家まで全力で走る。






森田「も、、はぁ、森田です。」



インターホンを鳴らして着いたことを知らせると少し驚いた声色で鍵を開けてくれる。


前髪どころか全体的に崩れてるし息は整ってないなんてダサい登場だろうか。






『走って来たの?』


森田「うん。」


『急がなくていいのに。』


森田「だめ、記念日と誕生日だけは絶対だめ。」


『ひかるが言いたいことはわかるけど、大事な日に急いで怪我して来たら私嫌だよ。』


森田「うっ、、、。」


『別に間に合わなくてもいいし、なんならその日じゃなくても私は全然大丈夫だから。』


森田「名前〜。」





そんな優しい言葉をかけてくれた名前に抱きつくと顔が触れて名前の体がビクッと跳ねた。


なんだろうと思い少し体を離した瞬間に、困ったような顔をした名前が両手で顔を覆ってくる。





森田「つ、強いよ。」


『顔冷えすぎ!』


森田「マフラー取っちゃったから。」


『なんで取った。』





なぜかって、そりゃあ息がしづらいし走る時に邪魔でしかないマフラーなんて事務所出る時からしてなかったらです。


そんなことを言えばまた少し怒ってて、眉間にシワが寄ってしまっていて。



せっかく機嫌治ったと思ったのに、、。






『雪降ってるくらい寒いのになんでしないかなー。』


森田「どうせ積もんないよ。」


『積もる積もらないの話じゃない。』


森田「ふぁい、、。」


『ひかるは芸能人なんだからもう少し自分のこと考えて!』


森田「すみません、、。」









ようやく若干潰されていた私の顔が解放されたのでまたくっつこうとすると、肩をグイッと押されてソファから立ち上がってしまった。



え、私まだこの時間楽しみたいのに。


キッチンまで追いかけて後ろから抱きつくとまた怒られ、とぼとぼとソファへ戻る。







『ごはん食べてないでしょ。』


森田「食べてないけどさ、、。」


『ごはん食べたら好きにしていいから。』


森田「食べる。」


『、、、、?あ!今のなし!』


森田「早く食べよ。」


『終わった。』










好きにしていいなんて随分と積極的な発言をするようになったもんだ。

すごくありがたい。



食べるのが普通の人より遅いと言われることが多いけど、今回ばかりはそうは言わせない。

喉に詰まって死ぬんじゃないかと思う勢いで食べた。







森田「終わった!」


『食器まで洗ってきてくれてどうも。』


森田「うん!」


『はぁ、、。どうぞって言いたいところなんだけどひかるお風呂入ってね。』


森田「入ってくる!」








もうお風呂なんて30分ですよ、いつもに比べたら爆速ですからね。


お風呂からあがると疲れてたのか少しウトウトしてる姿が目に入って、出来るだけ静かに腰を下ろした。






『あ、、ごめん。』


森田「ううん、眠いならもう寝る?」


『やだ。』


森田「でも疲れてそうだし、、。」


『せっかく2人で過ごせるのにそんなに早く寝たくない、、。』


森田「んなっ、、!抑え効かんくなるけんやめて。」


『、、、いいよ別に。』


森田「寝室いこ。」






































森田「ふぁ、、よー寝とるな、、。」


『起きてるんですけど。』


森田「あ、おはよ。」


『おはよ、じゃない!この変態!』


森田「えー、あんなにしがみついてきてやめようって言ったのにやだって言っ、、。」


『あーうるさい!1人でごはん食べて!』






東京の雪はよく積もらないと言うけど、私の名前への愛情は積もりすぎてるなと横で拗ねてる子を見て思うのだった。









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