VAMPIRE SERIES

『VAMPIRE:3』後編-04
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走るのが精一杯な様子のソニックの代わりにナックルズとシャドウがヴァンパイア達を吹っ飛ばして道を作り、マシンがある部屋へ走った。
最初は順調に走る事ができたが、

「ソニック!平気か?」
「ああ!なんとか…っ!」
「?どうし…っうお!?」

慌てて攻撃を避けると、横を掠めてハンマーが通過した。

「エミー!?」

見ると、こちらを睨みつけるヴァンパイア化したエミーが居た。
ロックオンしているようにソニックを見ている

「エミー!オレの事が分からないのか?」
「ソニック、立ち止まってるヒマはねえぞ!」
「パワーアップしてるエミーから逃げ切れると思うか?」

いつものソニックなら簡単だろう
しかし、今の彼は血を大量に抜かれた事でかなり弱体化している
ソニックの汗と荒い呼吸でナックルズも察した。

「それは…」

話し合っていると、背後からソニックの頭の針が掴まれた。
反射的に振りほどいて振り返ると、空からテイルスが奇襲して来ていた。

「テイルスまで…!」

エミーとテイルスはソニックに向かって突っ込んだ。ナックルズは咄嗟にテイルスの手を掴み、ソニックは振り下ろされるエミーのハンマーに受け身の姿勢をとった。

……が、一向に痛みが来ない。
エミーを見ると、ハンマーがソニックに当たる直前で止まっていた

「エミー?」
「こうげき…ダメ…逃げて…」
「テイルス!どうした?」

ナックルズを見ると、テイルスも震えていた。
“何か”と戦っているように見えた。

「ソニック……早く…逃げ…ッッ」

エミーとテイルスはまた洗脳され、ソニックに襲いかかる

「テイルス!エミー!しっかり
「立ち止まるとは君らしくないな」
「ぉわっ!」

シャドウがソニックの腕を強引に掴み、走る
ソニックは引きずられ気味だが、何とか地に足を着け続けた。

「Hey!」
「彼らは洗脳されている。呼びかけても無駄だ」
「っ…」

後ろを見ると、ナックルズが2人を抑えながら走っていた。
しかし、エミーとテイルスは足を止めない
段々ナックルズでも抑えきれなくなり、2人がソニックに向かって突っ込んで来た。
その時、
横から2人まとめてスピンアタックされ、吹っ飛んだ。

「スカージ!? オマエどうして
「話してるヒマはねえだろ!オマエらは走れ!」

スカージはこちらを見もせず、テイルスとエミーに向かって走る
こちらを追いかけるヴァンパイアの何人かがスカージを敵認定し、彼に襲いかかって行った。

「無茶すんじゃねえぞ!!」

ナックルズはその場を任せて走り、ソニックに向かっていくヴァンパイア達を殴り飛ばしながら合流した。
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ぱちぱち