VAMPIRE SERIES

『VAMPIRE:3』前編-04
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「誰か居るか!? 居たら返事してくれ!」

ソニックは走り続けるが、
どこに行ってもヴァパイアと、“雨”。
生き残りなんてどこにも居なかった。

「とりあえず、工房に薬を増やしに行くか…っ」

立ち止まって考えると、すぐヴァンパイア達にバレる。
アイツらに理性や自我はカケラも無い
ただ、狂った様子でオレを追いかけるだけ
血を吸われるなんて、もうこりごりだぜ
ソニックは薬液の瓶を握りしめ、工房へ走った。
なるべくヴァンパイアが居なさそうなルートを走るが、どこへ行ってもヴァンパイアの集団が徘徊している
恐らく、既に世界中のヒト達がヴァンパイア化しているのだろう
それにしたって…

「ここは普段誰も居ないハズなのに…どこから来たんだ?」

考えたって答えは見つからない。
そんな事より、まずはあの集団を何とかしないとな。
ソニックは大きな長い橋を渡り始めた。
今までは壁を登れば何とかなったけど、橋の下は水。落ちたらアウト。
しかし、橋の上にもヴァンパイアの集団が徘徊していた。
すぐこちらに気が付き、血走った目でこちらに迫って来る
工房へ行くには、この橋を渡るしかない
ソニックはヴァンパイアの集団に突っ込んだ。
ヴァンパイア達はソニックを捕まえようと手を伸ばしてくるが、ソニックはヒラリと躱した。

「おっと失礼、先を急ぐんでね!デートしたいなら、整理券取ってから出直してきな!」

ソニックはヴァンパイア達を躱しながら走り続け、橋を渡りきることができた。
しかし、その先にもまた集団が。

「おいおい、勘弁してくれよ」

ソニックはため息をつくと、スピードを上げた。
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ぱちぱち