オレとエメラルドと台風と
ナックルズ「妙に風が吹くな…」
祭壇の前
ナックルズは些か疑問に思っていた。
いつも吹く風とはどこか違う気がする…
でも、ソニックだったらとっくに顔を出しているはずだ。
とかなんとか頭を働かせていると
ソニ「Hey! 元気か、ナックルズ」
抜けた声が聞こえてきて、ずっこけそうになった
ナックルズ「ソニック!やっぱお前だったのか」
ソニック「Huh?なんの事だ?」
ナックルズ「だから!この風はお前が走り回ってるから
テイルス「ナックルズ、台風知らないの?」
ナックルズ「あ?…っぁ、台風なのか」
もうそんな季節か。
当然祭壇にカレンダーなんて物はなく、忘れても無理はない
ソニック「風が強いからって、何でもかんでもオレのせいにするなよな」
ナックルズ「悪りぃ悪りぃ。…で、何の用だ?」
ソニック「ああ、今回の台風はいつもより強いらしいから。マスターエメラルドを守ってやらないとって思ってさ」
確かに、この前は暴風から命がけで守ったっけ。
それを考えると、相当有難いな…
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