漫画家のうちへ泊まりに行こう
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
おまけ 露伴side
「外での食事もいいが、今度、僕の家でのんびり食事しながらお酒でも飲もうよ、なんなら泊まっていっても良いからさ」
露伴が付き合いたての彼女、nameを家に誘ったのは、人からもらった珍しいワインを、どうせならnameと一緒に味わいたいと思ったからで、決して部屋へ連れ込んであれこれしてやろうという下心からではなかった。
いや、露伴だってnameとの甘い時間を少しは期待したかもしれないが、彼は彼女がかなりうぶなことを知っていたので、付き合ってから日も浅いのに、いきなりそんな先まで進んでしまおうとは微塵も思っていなかった。
…しかし。
「お邪魔します」
愛しくてたまらない恋人が警戒心もなく自分のテリトリーへ入ってきたことに、露伴はみるみるうちに欲望が腹の奥で渦巻くのを感じた。
無理やりその思いを押しつぶそうと葛藤しながら、nameをリビングへ導く。
デリバリーした料理をテーブルへ並べてワインをグラスへ注いでやると、nameは嬉しそうにいただきます、と手を合わせた。
彼女は料理もワインもおいしいと喜んでくれて、露伴はその素直な様子を愛おしく思って眺めていたのだが…ふと、nameの顔が真っ赤になっていることに気づいた。
「ねぇちょっと。君顔が真っ赤だよ」
露伴が少し心配して声をかけると、nameはふにゃふにゃと心地好さそうに笑った。
「わたし、お酒大好きなんですけど、実はすごく弱くって〜…」
露伴は生唾を飲み込んだ。
nameの赤い頬っぺたと、とろりと酔った瞳が、露伴の欲望を再び刺激し始める。
露伴はこれ以上は自分がまずいと思い、nameの手からグラスを奪った。
彼女は抗議の声を上げたが、露伴は構わず残っていたワインを飲み干し、ボトルをしまう。
なんとか乱れかけた気持ちを落ち着けて、nameとの食事を再開した。
彼女の頬の色が引くのを待ってから、nameに風呂を勧めバスルームへ案内すると、露伴はフーッと大きくため息をついて、ソファに座り込んだ。
自分がこんなにもnameに翻弄されるとは、思ってもいなかった。
少し前、先に告白してきたのは彼女のほう。
少し天然で、放って置けないような危なっかしいところがあるnameを見ていると、そばに居て守ってやらないといけないような気にさせられ、露伴もいつの間にか彼女に想いを寄せるようになっていた。
その日、思いが通じあった喜びで気持ちが高ぶり、思わずキスをすると、nameは顔を真っ赤にして俯いた。
そのうぶな反応が可愛くて可愛くて、露伴はらしくもなく胸がときめくのを感じた。
恋愛に不慣れな癖に、勇気を振り絞って告白してきたのかと思うと、彼女が愛おしくてたまらなかった。
だからこそ、これから大切に大切にしてやって、じっくりと時間をかけ、少しずつ先に進むつもりだった。
そのはずだったのだが。
(おいおいおいおいおい、ふざけるんじゃあないよッ)
風呂から上がったnameの姿を見て、露伴は平静を装いつつ、内心気が気ではなかった。
もこもこした可愛らしいルームウェアをまとい、ショートパンツから惜しげも無く白い腿を覗かせているname。
こんなにも短いパンツを履いて、露伴には彼女が自分を誘惑しているとしか思えなかった。
カッと頭に血が上り、思わず手を掴んでソファへ押し倒す。
しかしnameはただただキョトンとして、不安げに自分を見上げてくる。
何もわかって居ない様子のnameにイライラとパンツのことを指摘してやると、彼女は目を潤ませて謝ってきた。
あぁもう、こういうところだよ、と露伴は内心で毒づく。
自覚なくやっているのだから、余計にタチが悪い。
唇を奪ってやろうと顔を寄せると、目を固く閉じたnameが、涙を一筋流した。
途端nameへの愛おしさがどっと溢れ出て、露伴は恐る恐る彼女の涙を唇で拭った。
「せんせ…?」
舌ったらずの甘い声、薄く開かれた彼女の瞼から覗く、涙の膜できらきらと光る瞳、ほんのりと上気した頬。
露伴はその全てに翻弄され、我慢できずそのまま唇にもキスを落とす。
それから露伴は、二回目のキスだなどと可愛らしいことを呟くnameにプッツンきて、ディープキスの仕方なんて教えて彼女の口腔を味わいつくした。
nameの舌遣いは慣れていなくて拙いものなのに、そのことにむしろどうしようもなく心をかき乱される。
頭に血が上り、露伴は周りがすっかり見えなくなるほど欲情してしまっていた。
「や、ぁっ…!」
気づけば欲望のまま、自然とnameの身体へ触れてしまっていたらしい。
彼女の声で我に返った露伴は、パッと手を引っ込めた。
怖がらせてしまったことを反省していると、nameは怖かったんだろうに、なおもいじらしいことを言ってくるので、無防備な額へデコピンをお見舞いしてやった。
「この格好…かわいい、ですか?」
無自覚に煽ってくるnameに素直にかわいいと言ってやるのが癪で、露伴は彼女の頬をぎゅーと引っ張る。
マシュマロのように柔らかくて艶やかな彼女の頬を見ていると、思わずかぶり付きたくなってしまう。
その衝動を抑え、今度は優しく慎重に唇を寄せた。
これが何度目のキスかわかるかと問うと、nameは頬を染め、顔をふにゃっと崩しながら、わからないと言った。
うっとりと蕩けたような表情が可愛くて愛おしくて、露伴はnameを腕の中へ閉じ込めた。
「君はほんとに、かわいいな…」
思わずそう漏らすと、彼女は驚きと嬉しさの入り混じった声を上げる。
可愛いくて仕方がない。
その幼さの残る顔を見ていると、この先へ進むのはまだ憚られる。
(…だが、同じベッドで眠るくらいは許されるだろう…今日は何もしない…ただ眠るだけだ)
露伴は自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。
何もせず寝るだけ、というのがどれほど自分にとって辛いのか知らぬふりをして、ついでに痛いほどに張り詰めた股間も無視して、バスルームへ向かう。
普段は性に対して淡白なはずなのに、nameを前にするとどうにも調子が狂ってしまう。
暴走して彼女を襲ってしまわないよう、露伴はバスルームで二回も自身を慰めておいた。
「すまない、遅くなってしまっ…て……………」
少々長風呂になってしまい、謝罪を口にしながらリビングへ向かった露伴の目に飛び込んできたのは、禁欲にトドメを刺すようなnameの安らかな寝顔。
露伴はついさっき慰めてやったにも関わらず自身が反応しかけているのを感じて、頭を抱えた。
いっそ彼女だけベッドへ運んで自分はソファで寝てしまおうかと考えたが、すぐにその思いを頭から追い出す。
せっかく彼女がそばに居るというのに、そんなもったいないことはできない。
(僕は今晩、彼女を抱きしめて眠ると決めたんだ…!…だが、決してそれ以上はしない…ッ!断じて…ッ!)
露伴は一人葛藤しながら、彼女を抱きかかえる。
軽くて羽のようだなんて思ってしまう程度には露伴も甘い思考に頭を支配されていた。
宙に持ち上げられたというのに、彼女は一向に眼を覚ます気配もない。
その上警戒心のかけらもなく、露伴の胸に顔を擦り寄せて、気持ちよさそうに微笑んだ。
(ぐっ…)
露伴は理性を打ち砕かれそうになりながらも、何とか彼女をベッドまで運び、決意通りに彼女を抱き枕にして眠りにつこうとしたのだが…。
その晩、空が明るく白んでくる時間帯になっても、露伴に穏やかな睡眠が訪れることはなかった。
ちゃんちゃん♪
「外での食事もいいが、今度、僕の家でのんびり食事しながらお酒でも飲もうよ、なんなら泊まっていっても良いからさ」
露伴が付き合いたての彼女、nameを家に誘ったのは、人からもらった珍しいワインを、どうせならnameと一緒に味わいたいと思ったからで、決して部屋へ連れ込んであれこれしてやろうという下心からではなかった。
いや、露伴だってnameとの甘い時間を少しは期待したかもしれないが、彼は彼女がかなりうぶなことを知っていたので、付き合ってから日も浅いのに、いきなりそんな先まで進んでしまおうとは微塵も思っていなかった。
…しかし。
「お邪魔します」
愛しくてたまらない恋人が警戒心もなく自分のテリトリーへ入ってきたことに、露伴はみるみるうちに欲望が腹の奥で渦巻くのを感じた。
無理やりその思いを押しつぶそうと葛藤しながら、nameをリビングへ導く。
デリバリーした料理をテーブルへ並べてワインをグラスへ注いでやると、nameは嬉しそうにいただきます、と手を合わせた。
彼女は料理もワインもおいしいと喜んでくれて、露伴はその素直な様子を愛おしく思って眺めていたのだが…ふと、nameの顔が真っ赤になっていることに気づいた。
「ねぇちょっと。君顔が真っ赤だよ」
露伴が少し心配して声をかけると、nameはふにゃふにゃと心地好さそうに笑った。
「わたし、お酒大好きなんですけど、実はすごく弱くって〜…」
露伴は生唾を飲み込んだ。
nameの赤い頬っぺたと、とろりと酔った瞳が、露伴の欲望を再び刺激し始める。
露伴はこれ以上は自分がまずいと思い、nameの手からグラスを奪った。
彼女は抗議の声を上げたが、露伴は構わず残っていたワインを飲み干し、ボトルをしまう。
なんとか乱れかけた気持ちを落ち着けて、nameとの食事を再開した。
彼女の頬の色が引くのを待ってから、nameに風呂を勧めバスルームへ案内すると、露伴はフーッと大きくため息をついて、ソファに座り込んだ。
自分がこんなにもnameに翻弄されるとは、思ってもいなかった。
少し前、先に告白してきたのは彼女のほう。
少し天然で、放って置けないような危なっかしいところがあるnameを見ていると、そばに居て守ってやらないといけないような気にさせられ、露伴もいつの間にか彼女に想いを寄せるようになっていた。
その日、思いが通じあった喜びで気持ちが高ぶり、思わずキスをすると、nameは顔を真っ赤にして俯いた。
そのうぶな反応が可愛くて可愛くて、露伴はらしくもなく胸がときめくのを感じた。
恋愛に不慣れな癖に、勇気を振り絞って告白してきたのかと思うと、彼女が愛おしくてたまらなかった。
だからこそ、これから大切に大切にしてやって、じっくりと時間をかけ、少しずつ先に進むつもりだった。
そのはずだったのだが。
(おいおいおいおいおい、ふざけるんじゃあないよッ)
風呂から上がったnameの姿を見て、露伴は平静を装いつつ、内心気が気ではなかった。
もこもこした可愛らしいルームウェアをまとい、ショートパンツから惜しげも無く白い腿を覗かせているname。
こんなにも短いパンツを履いて、露伴には彼女が自分を誘惑しているとしか思えなかった。
カッと頭に血が上り、思わず手を掴んでソファへ押し倒す。
しかしnameはただただキョトンとして、不安げに自分を見上げてくる。
何もわかって居ない様子のnameにイライラとパンツのことを指摘してやると、彼女は目を潤ませて謝ってきた。
あぁもう、こういうところだよ、と露伴は内心で毒づく。
自覚なくやっているのだから、余計にタチが悪い。
唇を奪ってやろうと顔を寄せると、目を固く閉じたnameが、涙を一筋流した。
途端nameへの愛おしさがどっと溢れ出て、露伴は恐る恐る彼女の涙を唇で拭った。
「せんせ…?」
舌ったらずの甘い声、薄く開かれた彼女の瞼から覗く、涙の膜できらきらと光る瞳、ほんのりと上気した頬。
露伴はその全てに翻弄され、我慢できずそのまま唇にもキスを落とす。
それから露伴は、二回目のキスだなどと可愛らしいことを呟くnameにプッツンきて、ディープキスの仕方なんて教えて彼女の口腔を味わいつくした。
nameの舌遣いは慣れていなくて拙いものなのに、そのことにむしろどうしようもなく心をかき乱される。
頭に血が上り、露伴は周りがすっかり見えなくなるほど欲情してしまっていた。
「や、ぁっ…!」
気づけば欲望のまま、自然とnameの身体へ触れてしまっていたらしい。
彼女の声で我に返った露伴は、パッと手を引っ込めた。
怖がらせてしまったことを反省していると、nameは怖かったんだろうに、なおもいじらしいことを言ってくるので、無防備な額へデコピンをお見舞いしてやった。
「この格好…かわいい、ですか?」
無自覚に煽ってくるnameに素直にかわいいと言ってやるのが癪で、露伴は彼女の頬をぎゅーと引っ張る。
マシュマロのように柔らかくて艶やかな彼女の頬を見ていると、思わずかぶり付きたくなってしまう。
その衝動を抑え、今度は優しく慎重に唇を寄せた。
これが何度目のキスかわかるかと問うと、nameは頬を染め、顔をふにゃっと崩しながら、わからないと言った。
うっとりと蕩けたような表情が可愛くて愛おしくて、露伴はnameを腕の中へ閉じ込めた。
「君はほんとに、かわいいな…」
思わずそう漏らすと、彼女は驚きと嬉しさの入り混じった声を上げる。
可愛いくて仕方がない。
その幼さの残る顔を見ていると、この先へ進むのはまだ憚られる。
(…だが、同じベッドで眠るくらいは許されるだろう…今日は何もしない…ただ眠るだけだ)
露伴は自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。
何もせず寝るだけ、というのがどれほど自分にとって辛いのか知らぬふりをして、ついでに痛いほどに張り詰めた股間も無視して、バスルームへ向かう。
普段は性に対して淡白なはずなのに、nameを前にするとどうにも調子が狂ってしまう。
暴走して彼女を襲ってしまわないよう、露伴はバスルームで二回も自身を慰めておいた。
「すまない、遅くなってしまっ…て……………」
少々長風呂になってしまい、謝罪を口にしながらリビングへ向かった露伴の目に飛び込んできたのは、禁欲にトドメを刺すようなnameの安らかな寝顔。
露伴はついさっき慰めてやったにも関わらず自身が反応しかけているのを感じて、頭を抱えた。
いっそ彼女だけベッドへ運んで自分はソファで寝てしまおうかと考えたが、すぐにその思いを頭から追い出す。
せっかく彼女がそばに居るというのに、そんなもったいないことはできない。
(僕は今晩、彼女を抱きしめて眠ると決めたんだ…!…だが、決してそれ以上はしない…ッ!断じて…ッ!)
露伴は一人葛藤しながら、彼女を抱きかかえる。
軽くて羽のようだなんて思ってしまう程度には露伴も甘い思考に頭を支配されていた。
宙に持ち上げられたというのに、彼女は一向に眼を覚ます気配もない。
その上警戒心のかけらもなく、露伴の胸に顔を擦り寄せて、気持ちよさそうに微笑んだ。
(ぐっ…)
露伴は理性を打ち砕かれそうになりながらも、何とか彼女をベッドまで運び、決意通りに彼女を抱き枕にして眠りにつこうとしたのだが…。
その晩、空が明るく白んでくる時間帯になっても、露伴に穏やかな睡眠が訪れることはなかった。
ちゃんちゃん♪
2/2ページ