神を剥がす者

舞台は、神に祈りを捧げる対価として魔法を享受できる世界。主人公の少女クローディアは、魔道大国イングリッドの騎士団で副団長を務め、国の防衛や見習いの教育、魔法の研究、国を襲撃する魔物の討伐に奔走していた。

ある日、彼女は王都で起こった連続殺人事件の調査を団長ベルヴェリオから頼まれ、部下のライザ、騎士団の正規団員登用試験に合格して仲間となった傭兵アルとともに調査を開始。

そんな中、3件目の殺人事件が発生するのと同時に、なぜか魔法の一部が使えなくなる。

突然の異常事態に見舞われたイングリッドは大いに混乱。時を同じくして、その隙を見計らったかのように、強大な力を持つ魔物《魔獣》が襲来。国中が混乱の坩堝と化す。

……そして、その裏で、神代より続く3000年もの時を超えた復讐劇が幕を開けようとしていた。

2021年執筆。

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