用語解説
海戦・軍略用語ではなく、帆船の操船用語です。
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・たっきんぐ【タッキング】
1. 風上に向かって走る操船法
2. 日本語では上手廻し(うわてまわし)
3. 反対はウェアリング(下手回し)
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タッキングとは、風上に向かって走る操船法です。
帆船は風を正面から受けては走れません。
そのため、風の吹いてくる方向に進みたい場合は、風向きに対して斜めにジグザグ走ります。
たとえば、風が0時の方向から吹いているとしましましょう。
このとき、まず10時の方向に進み、次に2時の方向へ針路を変え、再び10時の方向に進み……というイメージです。
(実際にはこのように単純ではなく、もっと複雑な動きをします)
⚓
ただ、10時の方向から2時の方向へ針路を変えるとき、必ず船首が0時のほうを向きます。つまりタッキングであっても、風を正面から受けないわけではありません。
このように、常に船が止まってしまうリスクを伴う方法なため、船乗りには熟練の操船技術が求められます。
⚓
ちなみに、風を正面から受けないで風上へ走る方法には「ウェアリング」というものがあります。こちらのほうが難易度は低いですが、タッキングと比べて距離を大きくロスします。
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・たっきんぐ【タッキング】
1. 風上に向かって走る操船法
2. 日本語では上手廻し(うわてまわし)
3. 反対はウェアリング(下手回し)
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タッキングとは、風上に向かって走る操船法です。
帆船は風を正面から受けては走れません。
そのため、風の吹いてくる方向に進みたい場合は、風向きに対して斜めにジグザグ走ります。
たとえば、風が0時の方向から吹いているとしましましょう。
このとき、まず10時の方向に進み、次に2時の方向へ針路を変え、再び10時の方向に進み……というイメージです。
(実際にはこのように単純ではなく、もっと複雑な動きをします)
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ただ、10時の方向から2時の方向へ針路を変えるとき、必ず船首が0時のほうを向きます。つまりタッキングであっても、風を正面から受けないわけではありません。
このように、常に船が止まってしまうリスクを伴う方法なため、船乗りには熟練の操船技術が求められます。
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ちなみに、風を正面から受けないで風上へ走る方法には「ウェアリング」というものがあります。こちらのほうが難易度は低いですが、タッキングと比べて距離を大きくロスします。