Tequila Sunrize
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ちりんちりん。
「お前、こんな所で何やってんだ」
「あ、兄貴」
犬を抱き上げてみせると眉を上げて不審な顔をした。もしかしたら猫派だったのかもしれない。
「小白って名前にしたんです。可愛いでしょう」
名前は女官仲間達と相談して決めたものだ。いつの間にか城に居着いていたのを、皆で餌をやって可愛がっている。ようやく殿からお許しが出て公式に飼ってもいいこととなり、首輪をつけたばかりだった。
「犬っころに着けたのか」
甘寧が腕を組む。小白の首で鈴が鳴った。いないいないと探し回る名前を慮って渡されたものだと思っていたが、真意は違っていたようだ。
「ごめんなさい、嫌だった?」
「いいけどよ、お前にやったもんだからよ。もう一個やるから、好きなところにつけとけ」
そういって自分の鈴を外して差し出す。受け取りながら、名前は嬉しくなった。甘寧の一味であると認められたように感じられたからだ。
「それよりお前、そろそろその兄貴っての止めろよ」
受け入れられた直後に拒絶されて困惑した。
「他の弟分達も呼んでるのに、何で私は駄目なの」
「分からねえのか、とんだねんねだな」
呆れたように肩を竦められ、仄かな距離を感じる。甘寧はこうして稀に言葉を濁すときがあった。
「ま、そのうち分かる」
眼差しが格好良くて、いつも追及できずに終わってしまうのだ。
「お前、こんな所で何やってんだ」
「あ、兄貴」
犬を抱き上げてみせると眉を上げて不審な顔をした。もしかしたら猫派だったのかもしれない。
「小白って名前にしたんです。可愛いでしょう」
名前は女官仲間達と相談して決めたものだ。いつの間にか城に居着いていたのを、皆で餌をやって可愛がっている。ようやく殿からお許しが出て公式に飼ってもいいこととなり、首輪をつけたばかりだった。
「犬っころに着けたのか」
甘寧が腕を組む。小白の首で鈴が鳴った。いないいないと探し回る名前を慮って渡されたものだと思っていたが、真意は違っていたようだ。
「ごめんなさい、嫌だった?」
「いいけどよ、お前にやったもんだからよ。もう一個やるから、好きなところにつけとけ」
そういって自分の鈴を外して差し出す。受け取りながら、名前は嬉しくなった。甘寧の一味であると認められたように感じられたからだ。
「それよりお前、そろそろその兄貴っての止めろよ」
受け入れられた直後に拒絶されて困惑した。
「他の弟分達も呼んでるのに、何で私は駄目なの」
「分からねえのか、とんだねんねだな」
呆れたように肩を竦められ、仄かな距離を感じる。甘寧はこうして稀に言葉を濁すときがあった。
「ま、そのうち分かる」
眼差しが格好良くて、いつも追及できずに終わってしまうのだ。
1/2ページ