1章
夢小説設定
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「おやぁ、水月くぅん。今日もオールしたんですかぁ?お久しぶりですねぇ!!」
_____ 久し振り。オール。監督・趙 金雲が発した言葉の端々に鏡花は瞬間自身が凍りつく気配を感じる。
(……こ、この水月くんとやらはまさかのやばい系の人なのだろうか…!?)
自然的に鏡花の左足が警戒、とばかりに半歩退いた。思わず隣でいきなり後ずさった鏡花にアツヤは驚いて「どうしたんだよ、」と困惑げに声を掛ける。
「いや…ちょ、ちょっとね…、生理的についうっかり…」
声を明らかに上擦らせ頰を引攣らせた鏡花にアツヤは頭上に“?”を浮かべる。
「……あ、水月くぅん!紹介しますよぉ〜!追加メンバーの大門 鏡花ちゃぁん、吹雪士郎君の弟、吹雪アツヤ君でぇす!」
なんとか存在を隠そうと彼の死角に立とうとしていた鏡花の努力は甲斐無く監督と李・子文に公に引き出される。背中に冷や汗ダラダラ掻きながら見られる、という最悪な展開になった。今にも思いっきり目を逸らしたい衝動に駆られてしまう。
「……女がいる」
(…お、女がいるって…別にいいけどさ…)
サラッと此方に目を移した水月はそう無味乾燥、かのように余りにも雑な感想を吐いて……あ、と思い出したかのように振り返る。
「…俺、自慢って言っちゃなんだけどパソコンだけは苦手だから」
一瞬皆、何を言ってるのか分からなかった。やがてそれが例の情報漏洩の事だと結論が出ると一気に水月に疑いがかかる。
「そう言われるとお前怪しいよ!!」「自分で言うなよ、本当」
「……キザ男」
鏡花の口からボソッと罵り言葉が突いて出た。……小声で。
(顔が良いのは認めるけど…どうせ俺イケメンだからとか自分で言うタイプでしょ…こんな人いるなんて知らなかったんだけど…)
「……誰がキザ男だって?」
ふと、気づけば水月が物凄い距離を詰めて鏡花を見詰めていた。……いや、もう殆ど睨んでいた。
「ッ……あなたです!さっきから言いたい放題勝手すぎじゃないですか…!?」
「ちょ、ちょい待ち鏡花。落ち着けって…」
アツヤが慌てて止めようとするものの啖呵切った鏡花の耳には入らない。
「言いたい放題って。俺はただ思った事を言っただけなんだけど」
「もうちょっと考えてから発言する事は出来ないんですか!?」
水月は鏡花をマジマジと見つめ、「……あのさ」と口を開く。
「なんであんたさっきから丁寧語なの?俺、13だけど」
「は?」
鏡花が瞬間硬直する。脳がショートした様子の鏡花に不思議そうに顔を向ける水月。
「後、俺キザではないから、じゃあね、お節介」
気にする事もなくスタスタと出て行った水月にメンバーは苦笑を浮かべる。
「あいつ、本当ツワモノだよな…無意識なのか」「自分が不利だろうがなんだろうが全く態度変わらないしね…」「兇者。あんなトロそうに見えて喧嘩強いとか兇者」
次々水月を褒め称える様な会話が飛び出してくる中、鏡花は未だ混乱で頭を抱えていた。
(とっ…年下に見えないよ、水月君…あんな態度とられたら年下だなんて誰も思わんわ!!!!)
_____ 久し振り。オール。監督・趙 金雲が発した言葉の端々に鏡花は瞬間自身が凍りつく気配を感じる。
(……こ、この水月くんとやらはまさかのやばい系の人なのだろうか…!?)
自然的に鏡花の左足が警戒、とばかりに半歩退いた。思わず隣でいきなり後ずさった鏡花にアツヤは驚いて「どうしたんだよ、」と困惑げに声を掛ける。
「いや…ちょ、ちょっとね…、生理的についうっかり…」
声を明らかに上擦らせ頰を引攣らせた鏡花にアツヤは頭上に“?”を浮かべる。
「……あ、水月くぅん!紹介しますよぉ〜!追加メンバーの大門 鏡花ちゃぁん、吹雪士郎君の弟、吹雪アツヤ君でぇす!」
なんとか存在を隠そうと彼の死角に立とうとしていた鏡花の努力は甲斐無く監督と李・子文に公に引き出される。背中に冷や汗ダラダラ掻きながら見られる、という最悪な展開になった。今にも思いっきり目を逸らしたい衝動に駆られてしまう。
「……女がいる」
(…お、女がいるって…別にいいけどさ…)
サラッと此方に目を移した水月はそう無味乾燥、かのように余りにも雑な感想を吐いて……あ、と思い出したかのように振り返る。
「…俺、自慢って言っちゃなんだけどパソコンだけは苦手だから」
一瞬皆、何を言ってるのか分からなかった。やがてそれが例の情報漏洩の事だと結論が出ると一気に水月に疑いがかかる。
「そう言われるとお前怪しいよ!!」「自分で言うなよ、本当」
「……キザ男」
鏡花の口からボソッと罵り言葉が突いて出た。……小声で。
(顔が良いのは認めるけど…どうせ俺イケメンだからとか自分で言うタイプでしょ…こんな人いるなんて知らなかったんだけど…)
「……誰がキザ男だって?」
ふと、気づけば水月が物凄い距離を詰めて鏡花を見詰めていた。……いや、もう殆ど睨んでいた。
「ッ……あなたです!さっきから言いたい放題勝手すぎじゃないですか…!?」
「ちょ、ちょい待ち鏡花。落ち着けって…」
アツヤが慌てて止めようとするものの啖呵切った鏡花の耳には入らない。
「言いたい放題って。俺はただ思った事を言っただけなんだけど」
「もうちょっと考えてから発言する事は出来ないんですか!?」
水月は鏡花をマジマジと見つめ、「……あのさ」と口を開く。
「なんであんたさっきから丁寧語なの?俺、13だけど」
「は?」
鏡花が瞬間硬直する。脳がショートした様子の鏡花に不思議そうに顔を向ける水月。
「後、俺キザではないから、じゃあね、お節介」
気にする事もなくスタスタと出て行った水月にメンバーは苦笑を浮かべる。
「あいつ、本当ツワモノだよな…無意識なのか」「自分が不利だろうがなんだろうが全く態度変わらないしね…」「兇者。あんなトロそうに見えて喧嘩強いとか兇者」
次々水月を褒め称える様な会話が飛び出してくる中、鏡花は未だ混乱で頭を抱えていた。
(とっ…年下に見えないよ、水月君…あんな態度とられたら年下だなんて誰も思わんわ!!!!)