キミと僕はオトモダチ
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家に帰ると昨日とのテンションの違いにお母さんは心配して声をかけてくれたけど曖昧な返事をしてベッドに倒れ込んだ。目を閉じるとダニーとの楽しかった日々の回想が始まり、終わった頃にはやっぱり腹がたっていた。
『この怒りがある内に作戦を考えなきゃ』
そうと決まればどうすれば彼がイヤな顔をするかを考えた。我ながら最低な考えだけどこのまましおらしく引き下がるのは思う壺な気がする。もう関わらないって言われたということはその逆…私から関わりにいけばいいんだ。
『おはようダニー』
翌日私から挨拶をするとダニーは驚いた顔をしたけどすぐに無視しようとした。でも今の私は以前のようにいじめられていないから返さない場合ダニーが悪者になる、彼もそれを理解しているのか一応返事をしてくれた。
『あ、宿題でわからないところあったから聞いてもいい?』
「は?」
いい感じにイヤそうな顔してる
私は気づかないふりをして質問を続けると教えてくれたけど次の質問に移る前に舌打ちをしてどこかに行ってしまった。まぁ、最初だしこんなもんか。
『おはよう!雨イヤだねぇ』
それから私は毎日彼に挨拶をしてペアを組む授業のときは真っ先に声をかけた。そしてある日の校外授業のとき人気のないところに連れて行かれ今までの嫌味を散々聞かされる。
「あのさ、僕は関わらないって言ったのになんで話しかけてくるの?謙虚が日本人の良いところなんじゃないわけ?」
『だってムカついたんだもん』
「は?」
『そんなの全部ダニーの都合でしょ!私が悪いことしたとか理由があるならいいけど…だから私も好きにしてるだけだもん』
珍しく彼が口籠り、こんな風に言い返せるようになるなんて我ながら強くなったと思う。でも引いてばかりじゃダメだって教えてくれたのもダニーだから。
『別に私はダニーの観察を邪魔しようなんて思ってない。ただ普通に友達として学校生活を送ろうと思ってるだけ』
口に出すと誰を観察してるのか気になるけどそれは聞いちゃダメだとさすがの私でもわかる。でもそんな私の考えを見透かすように目を細めて腕を組むダニー。
「あれ、お前…やっぱそうじゃん!」
突然現れた三人組の一人がダニーの肩に腕を置いた。彼も驚いていたけど知り合いだと気付くと今まで見たことのない表情をした。
「何してんだよこんなところで。え、てかその子なに?もしかして彼女?」
バカにしたように笑うところを見ると友達じゃないのはすぐにわかった。
「コイツと一緒にいるなんて外人は珍しいもの好きか?昔から虫とかずっと見ててキモかったんだぜ?」
他の二人もゲラゲラと笑いこのあともバカにした言葉を吐いてるけど、ダニー自身は傷付いた様子もなくむしろ興味がなさそうだった。
『私はダニーの彼女でも友達でもないけど彼のことをこれ以上悪く言わないで!彼が昔どうだったかなんて関係ないし、性格が最悪なことくらい私だってわかってるから』
「全然フォローになってないんだけど」
『だってそうでしょ?黙って人のこと観察対象にしといて勝手に飽きるってなに?虫や鳥はどこかに行くかもしれないけど私はずっとダニーに付きまとうから覚悟してよね』
「プッ…あははっ!キモすぎるよナマエ」
肩に乗せられていた手を払いのけ笑い出すダニーを見て、三人組は呆気に取られて気持ち悪いと言いながら去っていった。
「本当にキミはキモいね」
『2回も言わないで。私も付きまとうは自分でキモいと思ったから』
「…別にいいんじゃない?」
驚いて彼の方を見るとあの笑い方
私の観察眼が正しければダニーが口に手を当てるときは何か企んでるかバカにしてるとき。
