その瞬間は突然に
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最後に会った日から数日、忙しくてゴスフェに会えてない。もちろん儀式でも。
『はぁ…エンティティめ何回儀式行かせたら気が済むのよ…』
「おい大丈夫か?」
『ジェイク、ありがとう。このところ連続で儀式に呼ばれて少し疲れてたの』
ふらついたところをジェイクが支えてくれ、お礼を言っていると霧が二人を包み込む。
「エンティティはどうしてもナマエを儀式に呼びたいみたいだな」
さすがに体力の限界だった。
ジェイクも他の二人もそれを察してフィールドの隅で隠れて休むように言ってくれた。
「ホントに顔色悪いわね。今までこんなに連続で呼ばれてる人はいないと思うし、エンティティは何を考えてるのかしら」
『ネア、ケイトごめんね。少し休んだらちゃんと働くから』
「アンタ一人いなくてもすぐに終わらせてやるわよ」
「ネアは口が悪いだけで心配してるのよね」
『知ってるよ。ありがとう』
「ふん、勝手に言ってな」
そんな和やかな空気のまま送り出され、近くにいたケイトと合流してここで休むように言われた。
「みんなにも場所は伝えて、なるべくこっちではチェイスしないようにするから安心してね」
『本当にありがとう。これ気持ちだけだけどみんなで使って』
「あら、ずいぶん奮発した医療キットね。遠慮なく使わせてもらうわ」
ケイトは医療キットを受け取りウインクをすると反対方向へ走って行った。
死んでも生き返るとはいえ何度も儀式をに行くのは肉体的にも精神的にも負担が大きい。木にもたれながら少しだけ目を閉じた…。
「ねぇ、何か今日の動き変じゃない?」
追われるのに必死とはいえこの3人は手練れのサバイバー。発電機が偏ることがわかってるはずなのに同じところを直そうとしてる。
「何が?気に食わないなら私とチェイスでもする?」
ネアは性格はキツめだけどバカじゃない…それなのに今日はずいぶん挑発的なことを言ってくる。
「さっき吊られたばっかなのにずいぶん余裕だね。殺されなきゃわかんないの?」
「やれるもんならやってみろって言ってんの」
うん、やっぱりそっちに走るよね。
何か隠してることは確定。ナマエの姿が見えない時点で予想はできてるんだけどさ。