その瞬間は突然に
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「引きこもりのゴスフェが儀式以外で屋敷を出るなんて珍しいね。どこ行ってたの?」
「それを僕が素直に答えると思う?」
「素直にさせてあげようか☆」
「キモ。僕部屋に戻るから」
「おかしいなー?女の子は僕のウインクで何でも言うこと聞くのに」
今はトリスタの顔とか見たくないし。
せっかくの気分を害される前に一人になりたい。
「…せっかくの気分ってなんだよ」
「なに一人でブツブツ言ってるの?キモいよ?」
「うるさい、黙れ」
部屋に戻ってメメントモリの写真を見るとナマエの写真がないことに気づく。サバイバー増えたしメメモリする時間がもったいなくて撮ってないんだよねぇ。
" こ、今度の儀式で私をメメントモリできたら教えてあげる! "
言われなくてもわかるよ、ナマエが僕を好きだってこと。顔を見られてたのは失態だけど気に入ってくれたみたいだし。だからって告白してくるとは思わなかったけど。
初めは真面目でつまらないと思ってた。でも会うたびに僕を見て嬉しそうにする顔がマヌケで、もう少し付き合ってあげてもいいと思うようになった。
あの顔がどんな風に歪むのか、今から楽しみで仕方ないよ。
「僕から逃げられると思うなよ」
正直僕はまだキミを好きじゃない。
でも興味は湧いてきたから僕を退屈させないでよね。ナマエの写真を飾るためのスペースくらいは特別に用意してあげるからさ。